【介護派遣の辞め方】派遣会社を通して現場に伝えればいい

介護

こんにちは、たくろうです。

「介護派遣で働いているけど、もうこの職場でやっていられない」

「すぐにでも辞めたい」

と考えている方も多いと思います。
実際介護現場の離職率は高いですし、正社員ですらすんなり転職や離職する世界です。
正社員より良くも悪くも気軽な派遣社員としては、転職・離職のボーダーラインが低くなるのも頷けます。

先日僕の働いている職場で派遣社員の方が休み、その後音信不通、出勤しなくなりました。
現場からの電話はもちろん、派遣先からの電話も通じなくなってしまったようです。
まあ「あ、嫌になって辞めたんだな」と考えてしまいます。

それまで勤務態度は良好で人柄的にもそんな辞め方をするような方ではなかったので、もしかしたら何らかの事故やもう電話もできないレベルの体調不良になってしまったのかもしれませんが、あまり可能性は薄いかなと。
この業界、本当にスンナリ出勤しなくなる人が多いですからね。

そんなわけで今回、「介護派遣をやっているけどもう今日限りレベルで出勤したくない」というようなお悩みをお持ちの方に向けて記事を書きます。

解決策としては2つ。

  • 派遣元の会社に辞める旨を伝え、派遣先の会社へ連絡してもらう
  • スキルアップと割り切ってキリの良いところまでなんとかこなす

介護派遣を辞める場合、まずは派遣元の会社へ連絡をする

まあこれは介護に限らず、「派遣」というカテゴリで働く場合は同じになります。

派遣社員の契約先は「派遣元の会社」です。
給料は派遣元の会社から出ています。
なので、派遣先の会社に「辞めます」と伝えても「いや、派遣元に言ってよ」となってしまいます。

というか、最初に派遣先に辞めたいと伝えてしまうと、まかり間違って派遣元の会社に派遣先から「あんたんとこのスタッフが辞めたいって言ってるんだけどどうなってんの」というお怒りの連絡が行ってしまう可能性があります。

これは派遣元の会社からの印象も、派遣先の会社からの印象も悪くなってしまうので、最悪のパターンです。
このパターンだけはやめましょう。

どんな理由で辞める場合でも、まずは派遣元へ連絡

辞めたい理由は様々あると思います。

  • 職場のスタッフと合わない
  • 希望していた条件と違う
  • パワハラにあっている
  • 業務が辛い
  • 家から遠い
  • なんかもう辞めたい

などなど。
しかし、どんな理由でもとりあえず派遣元へ連絡しましょう。

派遣社員の強みはコーディネーターがついていること

例えば「職場のスタッフと合わない」という理由。
「こんなことを言ったら笑われないか。馬鹿にされないか」と不安になってしまうかもしれません。

当然本人の勤務態度等は考慮されますが、受け入れ態勢や派遣社員の扱いに関して派遣先の会社に問題がある場合もあります。
逆にあなたが問題提起をすることで、派遣元のコーディネーターを通じて派遣先の会社に問題点を伝え、それが改善される場合もあります。

もしくは同じ派遣元からの派遣社員が同じように「職場のスタッフと合わない」という意見を言うようであれば、派遣元もその会社と縁を切ろうと考えるかもしれません。

「希望した条件と違う」という理由。
シフトで仕事をする介護派遣としては「月○日間、○時から○時までのシフトでお願いします」と依頼をしているにも関わらず、全然違うシフトを組まれたり、それをムリヤリやるように言われることがあるかもしれません。
これももうすぐに言いましょう。

冒頭で紹介した、連絡の取れなくなった僕の職場の派遣社員さんも、もしかしたら体力的に厳しいシフトばかりをやっていたので、それで嫌になったという可能性もあるかなと。

以前の記事で僕は「派遣社員=介護ソルジャーである」と書きましたが、いくらソルジャーとはいえ人間です。
体力の限界もありますし、モチベーションを保てないこともあります。

そういう場合もすべてコーディネーターに相談し、個人としてではなく派遣元の会社として意見を伝えてもらうことで穏便にシフトの調整もしてもらえる可能性があります。

コーディネーターは派遣社員の強みであり、自分の身を守るためのものです。
どんどん使いましょう。

可能であれば、スキルアップと割り切ってキリの良いところまで働く

介護業界は月ごとのシフトで動いています。
たとえコーディネーターに相談して辞めるとしても、派遣元も派遣先もなんとかその月の終わりくらいまでは働いてもらいたいもの。
「もう本当にムリ。職場の敷地に足を一歩踏み入れただけで吐き気がする」とかそういうレベルであれば仕方ありませんが、なるべくならキリの良いところまで頑張ったほうが、派遣元からの信頼度を損ねずに済みます。

そうは言っても「辞める」と決めてから、例えばその月の月末までだとしても、日数があります。
もう辞めたくてしょうがないと考えながら働くのは辛いものです。

そういう場合は、もうスキルアップをするんだと割り切って、その現場の職員の介助方法や現場の回し方を盗むことに意識を持っていくことで乗り切る手法もあります。

その現場をやめたとしても、介護業界は続けていくのであれば、経験はいくらあっても良いものです。
その現場で1番難しい介助方法の利用者さんを介助する方法を盗み、それを実践するというモチベーションを持つことで、やめるまでの辛い期間を自己成長の場として凌ぐという方法がオススメです。

まとめ

  • 派遣社員の強みはコーディネーターがいること
  • どんな小さなことでも、こんなこと相談していいのかなということでもすぐにコーディネーターに相談しよう
  • 可能であれば、辞める場合でもキリの良いところまで頑張る

介護派遣は様々な現場をみることができ、スキルアップに最適な働き方です。
現場の当たり外れはあるので、そんな時は即座にコーディネーターに相談しましょう。
自分ひとりで抱え込み、無駄に消耗することはないです。

派遣の強みを存分に活かして、気楽に働きましょう。

スポンサーリンク

介護

Posted by たくろう