【暇なの?】介護職で人間関係が問題になる理由
こんにちは、たくろうです。
僕も勤めている介護業界。
4Kだとか退職率がエグいとか言われています。
そのエゲツない率の退職理由、栄えある第1位が「人間関係」です。
僕は施設介護9年目なんですが、その理由を考えてみました。
おそらく、介護職で人間関係が問題になる理由は「暇だから」なんだろうなと。
以下にその理由を話していきたいと思います。
「報告」という名の雑談がはびこっている
介護には、利用者さんの状態変化などをリーダーに報告する業務があります。
もちろんこれ自体は大事な仕事なんですが、報告という名のスタッフ間の雑談になっていることがよくあります。
「あのスタッフは私がこんなに仕事頑張っているのに何もしてくれなかった」
「あの利用者さんはひどい。こんなことを言われた。この間だって……」
リーダーは全体の流れや進捗状況、利用者さんの状態を把握したいのであって、スタッフのストレスのはけ口ではありません。
まあ少しくらいなら「それは今度見たら注意するね」とか「あー、それは大変だったね」なんてことを言えますが、話を聴いてくれるヤツ認定されると、こちらの情報共有で話しているのを遮って「あー、この間その利用者さんがこれこれこうでもー大変だったのー」とか話してきますからね。
全然その情報いらないの。ちょっと黙って聞いてくれと。
リーダーが派閥を作っていると最悪
報告を受けたリーダーが派閥を作っているともう最悪ですよね。
報告をしている人が同じ派閥なら
「○○ちゃん大丈夫!? 大変だったね~~。少し休んで休んで~~」
みたいな感じになります。
しかし、派閥外の人が同じような報告をしようものなら
「ナパ! ハッサミナポサダ! ナパ!」
みたいなこと言いながら矢とか放ってきます。
自分たちの部族以外は敵とみなす。
そんな恐ろしい派閥社会がそこには存在しています。
そんな未開の地みたいなところで働きたくないですよね。
雑談によって派閥ができ、派閥によって人間関係がこじれていく
確かに、雑談をすることでストレス解消になります。
スタッフ同士で何でも話せる環境ができれば、それぞれの信頼感なんかも上がっていきます。
しかし、逆にその環境に馴染めなければ、新人いじめのようなことも始まっていきます。
「あの新人、全然話を聴いていない」
「あの新人やる気ない」
「聞いて、あの新人、あんなケアをしてたんだよ」
ただの雑談だったはずが、新人の教育の進捗報告だったはずが、段々論調がいじめへとシフトしていきます。
つまり派閥から弾かれた新人は敵対部族とみなされ、「ナパ!」とか言って石ヤリで突かれるわけです。
その新人を一人前に育てるのも僕らの仕事なんですけど、完全にそれを放棄して個人攻撃になっていますからね。
そりゃいつまでも人が増えないよ。
人間関係が問題になる理由は、結局雑談ができるほど暇だから
雑談が出来るということは、そんな時間を確保できるほどその人が暇だから、ということです。
その職場が暇、ということとはまた少し違います。
職場自体が忙しくても、結局その人は「情報共有」みたいなお題目を掲げて雑談をします。
そんなことができるのは勤続年数が長いスタッフで、結局先輩だから他のスタッフも意見を言いづらい。
ワンチャンその先輩達が固まって派閥を作ってたりするからタチが悪い。
しかも先輩だから仕事も「あんたやっといてよ」とかなんとか言ってこちらに押し付けてくる。
結果、時間があまって暇だから雑談する。
暇な雑談から名指しの批判が始まって、いじめみたいなものに繋がっていき人間関係がこじれる。
そういう魔のループが発生するわけです。うん、救いようがない。
こじれた人間関係から身を守るには「自分を変える」
以前、『【介護】人間関係に疲れた時の解決策は「自分を変える」』という記事にも書いたとおり、結局の所自分の考え方や行動を変えて身を守るしかありません。
- 何を言われても粛々と業務をこなす
- ミスがあれば素直に認め、学ぶ姿勢を見せる
- (派閥でない)上長や上司に相談する
上長や上司も、意外とその「暇を作って雑談して職場の風紀を乱す人」のことをよく思ってないことがあります。
報告を上げることでエビデンスではないですけど、上から注意をしやすくなるということですね。
僕の職場ではガッチガチに派閥を作って退職者をゴリゴリに出していた副主任が、上長にモロモロを注意され泣きながら即日退社したという伝説的な一幕があります。
上司も膿を出したがっている可能性がありますので、ぜひお試しください。