【超便利】大規模介護施設でインカムを導入するべき3つの理由
こんにちは、たくろう(@nuluto_blog)です。
僕が勤務している介護施設は結構な規模がありまして、そこを動き回っているとかなりの移動距離になります。
昔はナースコールが飛んでくるPHSのみを使用していたんですが、ここ数年でインカムが導入されました。
これがですね、このインカムがですね、だいぶ便利なんですよ。
導入前は、勤務しているスタッフが個々にPHSを持っていて、コールが鳴ったら取れる人が取る。
誰もコールが取れない状態で、鳴り止まない場合は日勤リーダーがコールを取り、PHSへ「対応できますか?」と電話するというスタイルでした。
これが非常に非効率で、そもそもコールを取れる状態じゃないのに更にリーダーから電話がきたところで対応できないわけです。
しかもうちのPHSは通話中にコールが鳴ると通話が出来なくなるというクソ仕様。
何度「今電話してんだからちょっとまってくれよ!」と思ったか。
この状況がインカムが導入されることにより一挙に解消したわけです。
これはもう、規模の大きい介護施設では是非導入すべきです。
革命です革命。一揆ですよ。
本日はそんなインカムがいかに便利かということを書いていきたいと思います。
リーダーがスタッフの動きを把握できる
かなりデカいメリットです。
個々にPHSを持っているだけという状況では、誰がどこにいるのか完全に把握するのは難しいわけです。
もちろんマニュアルによって「大体この時間のこの勤務の人はこの仕事をやる」ということは決まっているのですが、リーダーが仕事の依頼をする場合に西側にいるのか東側にいるのかわからない人に対して仕事の依頼をかけるのは、スタッフの移動距離を増やすばかりで効率的ではありません。
誰が何をしているかわかる
インカムがあれば「○○さんのケアに入ります」と一言情報を流しておくだけで、リーダーは「あ、○○さんに入るならついでに検温をお願いします」と仕事を依頼できるわけです。
また、誰がどこにいるか把握できていれば「西側にいる石井さん、○○さんの巡視をお願いします」等スタッフの移動距離を最小限に抑えることができます。
情報共有が一瞬で出来る
インカムを使えば情報共有も一括で出来てしまいます。
例えば利用者さんが発熱してしまった場合も「○○さん発熱です」と流すだけで、インカムを装着しているスタッフ全員に情報の周知ができます。いちいちステーションへ戻らなければリーダーもスタッフも情報を得ることができなかったのが、すぐに情報を得ることができるわけです。
ケアに入っていて人手が必要になっても、PHSでは
リーダーがから動けると思われるスタッフへ連絡→
スタッフが向かう
という手順が必要になりますが、インカムがあれば
「私近いので行きます」
とすぐに駆けつけることができるわけです。
気軽に会話ができる
例えばケアに入っていて
「そういえばこの利用者さんのケア方法変わったんだ。どうやるんだっけな」
といった状況にもインカムは威力を発揮します。
PHSではリーダーに電話でいちいち聞かなければいけませんが、インカムならその場に居る全員に尋ねることができるわけです。
また、教育期間が終わって独り立ちしたばかりの新人さんも、インカムがあればすぐに聞くことができるし、指示をもらうことができるので安心して勤務することができます。
デメリット
デメリットらしいデメリットはほとんどないかなあと。
施設としては投資が必要ではありますけど、働く側としてはほぼ良いこと尽くめです。
耳が痛くなることがある
勤務中ほとんどの時間イヤホンを装着しなければならないので耳が痛くなることがあります。
僕は手を洗うときには外すなどしてちょくちょく耳を休ませています。
情報を聞き逃すことがある
ケアをやっていたり、利用者さんと話しこんでいたりすると、インカムを聞き逃したり、聴くことができなかったりします。
僕の勤務している施設では、誰かが情報を流した後、それを聞いたら「了解しました」等かならず返事をするというルールになっています。
また、利用者さんと話をしている最中にインカムが流れてきた場合は一旦外してしまいます。
そして話が終わったあとに「○○さんと話をしていて聞けませんでした。もう1度お願いします」と依頼をします。
情報を聞き逃してしまったとしても「もう1度お願いします」と再度ききやすいのはインカムの良いところですね。
まとめ
ということでインカムを導入するメリットでした。
小規模な施設ではそれほど必要ないかもしれませんが、ある程度の規模になるとスタッフは移動するだけで疲れてしまうこともしばしばあります。インカムを導入することでスタッフに効率的に動いてもらうことができ、疲労感の軽減になります。
また、スタッフ同士気軽に話ができるので、新人さんにも安心して働いてもらうことができます。
大規模な介護施設で働いている方、是非導入の検討、提案をしてみてください!