【介護士】介護が辛いならスキルアップ【刺激を受けよう】

2019年9月19日介護

こんにちは、たくろうです。

僕は介護を始めて9年目の介護福祉士ですが、毎日の仕事、辛くないですか?

毎日毎日同じ仕事。同じルーティンの繰り返し。
今日もこの時間になったらこの利用者さんを起こして、この利用者さんのパットを交換して、食事介助して。
変化があるとしたら利用者さんの体調の変化くらいで、自分が何か変わっているという感覚がない。
仕事にくればナースコールに追われ、認知症の利用者さんのわけのわからない話をきくばかり。

正直辛いですよね。

僕も同じような状態で辛い時期があったんですが、何がいけないんだろうと考えてみたんです。
とりあえずのその答えが「辛いのは自分の成長を感じられなくなったからではないか?」ということでした。

完全に仕事や環境に慣れてしまった。
同僚も同じ人で刺激がない。

イコール「自分が成長しているという実感がない・実際成長していない」ということだったんです。

基本僕は動きたがらずの人間なんですけど、あまりに辛いので刺激を求めることにしてみました。
とは言っても現在の環境から刺激を受けるというのはあまり現実的ではなかったので、以下のようにしてみました。

  1. 介護セミナーに行ってみる
  2. 本を読んでみる

ということです。
はい、別にだから何だという、大したことでなくて申し訳ない。

ただ、刺激を受けるという目的は達成できました。

介護の辛さを軽減するには自己研鑽がオススメ

僕の場合は辛さというのが完全にルーティン化した仕事と変化の無い環境だったので、刺激を受けるという方向で辛さを軽減しようと考えました。
実際やってみて、ある程度刺激にもなりますし、瞬間でも辛さは軽減しました。

セミナーに行く

介護+セミナーで検索するとわりと様々なセミナーがあることがわかります。
僕はこの「eかいごナビ」というページからよくセミナーを探します。

大体3,000円~10,000円くらいするのであまり気軽に参加できないと思うかもしれませんが、意外と面白いですよ。
例えば僕の行ったポジショニングのセミナーでは「褥瘡の防止」「安楽な体勢で臥床することのメリット」「拘縮の予防」といったポイントを学ぶことができました。
基本のところは理解しているつもりでも、クッションをどう使うのが効果的なのか・実際どうやって配置するのか、リラックスすることで拘縮の予防になるといったことはセミナーに行って初めてわかったことでした。

それなりのお金を払ったんだから回収しなきゃって気持ちで真剣に話もききますし(会社にムリヤリ参加させられたのか終始寝ているという剛の者もたまにいますけど)、参加した後は実践してみようという気持ちにもなります。
そうすると辛いばかりだった毎日のルーティンも「あのセミナーで学んだことの実践の場」になるので、自分にとって少しは有意義な時間になります。

実際には、ただ漫然と行っていたオムツ交換後のポジショニングが、セミナーで理屈を学んだので「この場合はここにクッションを当てると良いはず」と考えながらケアをすることできるようになりました。理屈も分からずただ先輩や上司、看護士に言われてやっているのと、「理屈を学んで自分で考えて行う」ではやりがいも全然違います。

本を読む

介護関係の本を読んで実践するというのも毎日の刺激になります。
特に実技関係、腰痛防止とか声かけの手法とか、そういったテクニック関係の本を読んで実践してみるというが結果が早くでるのでわかりやすくてオススメです。
何冊か読んだんですが、以下は僕のオススメなので参考程度にどうぞ。

「動き出しは本人から」の介護実践

BY:amazon.co.jp

 

利用者さんのできることを介護者が奪っていませんか、というお話ですね。
利用者さんの動作を助けるテクニックや声かけも書いてあります。

僕は基本的に「利用者さんにできることを何故こちらがやらなければいけないのか」という考えを持っている危険因子なんですが、この考えはそんなに間違いではなかったんだなと納得させてくれた一冊です。まあ、時間がなかったりしてできないこともあるんですけどね。

カラダを痛めない古武術介護

BY:amazon.co.jp

 

 

古武術のテクニックを使って「自分の腰を痛めず」「利用者も自分も楽に」介助する手法が書かれています。
著者の岡田慎一郎さんはセミナーも行っていて、実際にそのテクニックを肌で感じることができるので参加するのもオススメです。

バガボンド

BY:amazon.co.jp

 

いやいや、ふざけてないです。
これ、「カラダを痛めない古武術介護」を読んだ後に読むと、より「自分の体に向き合うことが大切だな」と思わせてくれます。体の使い方を間違うと、介護ではすぐに体を壊してしまいますもんね。
平常心の大切さとか心の持ちようなんかも描かれていて、日常の中でバガボンドの様々なシーンを思い出して「平常心だ平常心だ」となることがあります。僕はどれだけ心が乱れてるんだって話ですね。

福利厚生や会社の補助を受けられるかも

資格取得やスキルアップに力を入れている会社であれば、セミナーや書籍購入にあたって補助を受けられるかもしれないので1度会社に確認してみると良いかもです。
「介護士は給料が少ないのにウン千円も払っていられないよ!」となりますからね。

セミナーは事前申し込みで人数が増えるにしたがって割引がされるものもあるので、同僚で誘い合わせて会社に相談すると補助も出やすいかもしれません。
自分の会社の福利厚生を意外と知らないという方もいると思いますので、確認してみてください。

ちなみに僕の会社では福利厚生で自分のスキルアップへの投資であれば年間2万の補助がでます。

刺激を受けるために環境を変えるというのもアリ

例えば「出世を目的に頑張っているんだけど評価者がクソすぎて全然評価されない」とか、「主任・副主任の枠が埋まっていて全然空かないから出世できないとかいうアホのようなシステムになっている」ということであれば、環境を変えるのもアリだと思います。

環境が変われば人が変わり、人が変われば自分も変わりますからね。
とりあえず外部的な刺激を受けたいというのであれば手っ取り早く会社という環境を変えてしまう=転職も手です。

介護職の方のための転職・就職支援【マイナビ介護職】

まとめ

介護は様々な辛さがありますよね。

ルーティンに追われすぎて思考能力を奪われてしまうときもあると思います。
そんな中でも、少しでも自分の成長を感じるため、セミナーや本を読んで刺激を受けるというのは辛さの軽減に役立ちます。

ルーティンが作業でなく、考えてやることによって毎日にほんの少しでも刺激が出るとやりがいが生まれます。やりがいが生まれると、辛くないとは行かないまでも興味をもって日々の業務を行うことができます。
その結果、会社からの評価もあがって給料アップも見込めるかもです。

良かったら「どうせ辛いんだからやってみよ」の精神で、この記事に書いたことを実践してみてください。
実践の結果、介護士の皆さんの辛さ軽減の一助になれば幸いです。

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Posted by たくろう