【介護】人間関係に疲れた時の解決策は「自分を変える」
こんにちは、たくろうです。
介護職での離職理由。その1位が「人間関係」だそうです。
利用者さんの介助でただでさえストレスフルになる環境なのに、さらにスタッフ同士の関係性でストレスを抱えるなんて堪らないですよね。
「もう意味の分からない理由でスタッフにグチグチ言われるのは疲れた……。辞めたい」となるのは当然です。
それでも「転職するのは良いけど、新しい環境も同じように人間関係がグズグズだったらどうしよう……」と悩んでしまいますよね。
「それならもう少し今の職場でやっていこうかな……」となります。
とはいえ今の環境も辛い。どーしたらいいんだ!! と。
究極の解決策としては、カナダの心理学者エリック・バーンの有名な言葉
「他人と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来だけだ」
と考えることです。
つまり……どういうことだってばよ。
人間関係で悩む具体例と、自分を変える具体例
例えばこんな感じで悩んではいませんか?
- 先輩が冷たいように感じる。嫌われているのではないか。
- 細かいミスを異常に指摘される。
- 他の人と同じようにやっているのに自分だけが注意される。
- 職場にうまく馴染めない。
どれも嫌ですねー。
うんざりしちゃいますね。
しかし、わりと辛いですが「他人は変えられない。変えられるのは自分だけ」と考えて行動することで解決できる可能性があります。
こう考えることで自分の軸が決まる、拠り所ができるというのもメリットです。
先輩が冷たいように感じる。嫌われているのではないか。
入社したてでまだ仕事に慣れていないと、なかなか職場の戦力として認めてもらえません。
それは当然のことなんですが「何でこんなこともできないの?」といった目で見てくる人も中にはいます。自分が新人の頃をもう忘れてしまったかわいそうな人ですね。
この場合はしっかり仕事を覚えることで先輩の態度が軟化することがあります。つまり先輩はある程度「こういう人なんだ」と諦め、仕事に専念するという選択ですね。
また、手のかかる利用者さんのケアに進んではいったり、ナースコール他の人に取らせない勢いで率先して取る等行動を示すことで評価を上げていくというわけです。その先輩からの評価はなかなか上がらなくても、他のスタッフからの評価が上がることで先輩の態度が軟化するというわけです。
細かいミスを異常に指摘される
これは逆に、本当に細かいミスが異常に多くないかということをまず見直してください。
「自分がミスをしやすい」というのであれば、作業が終わった後指差し確認をするくらいの慎重さを持って、まずは他のスタッフの信頼度を上げる必要があります。
ミスではない単なるイチャモンであれば、「他のスタッフと同じようにやっているはずなんですが、先輩はどうやってますか?」と質問してみるのも手です。
他の人と同じ事をやっているのに自分だけが注意される
他の人と同じケアをやっているのに、何故か自分にだけつっかかってくる人がいる。ダルいですよね。
ケアプランに決められている事を、他の同僚と同じようにやっているのであればあなたは悪くありません。
「ケアプランやケアルールでこう決められているのですが、もっと良い方法がありますか?」と相談ベースで質問してみるのも良いと思います。
職場にうまく馴染めない
人見知りでうまく人と話せない。雑談を振られてもうまく返せない。そんな悩みもあると思います。
これは仕事での報告は必要ですが、ムリに雑談をする必要はないです。
淡々とでも、やるべきことをやっていれば評価はされます。仕事が評価されれば雑談に乗りきれなくたって「あまり喋らない人」というキャラ付けがされてそういう風に扱ってくれるようになります。
例えば「人前で話すのが苦手で、レクが辛い」という人でも、とりあえず一生懸命トライしている姿があれば信頼してもらえます。レクというのも立派な仕事ですから、仕事としてやる業務に対して「苦手だからできません」では信頼されず、「嫌なことはやらない人なんだな」と見られてしまいます。信頼を得られれば、向こうから話し掛けてくれるようになる場合もあります。
「自分を変える」と考えつつも、上司や先輩には相談しよう
上記の例は「自分を変える」という観点で書いていますが、この精神だけでやっていくのはわりと辛いです。
人間関係で辛いと思ったら、基本的には上司や信頼できる先輩、同僚に相談をしましょう。
基本的には職場のスタッフが減ると、利用者さんはもちろんですが一緒に働く人達も困ります。単純に作業量が増えますからね。
まともな人であれば「辞めようと思うほど辛いんです」といわれれば「どうしたの?」「力になるよ」と言ってくれるはずです。
なので、いわれの無いイジメを受けている場合もそうですが、仕事上の悩み、わからないこと等があれば、すぐに相談してみましょう。
意外とポンと解決することもありますよ。
限界が来ているなら休むべき
例えば吐き気やめまい、不眠などの症状がでているのであれば、自分を変えるとか言ってられないのですぐにでも休むべきです。
病院に行きお医者さんと相談して「○○日療養が必要」という診断書を貰うことで大手を振って休むことができます。
また、長期にわたって休まなければいけないと診断された場合、傷病休暇制度を使うことができるかもしれないので、あわせて相談しましょう。
実際に症状が出るまであなたは頑張ったんです。「職場に迷惑が」なんて考えることなくしっかり休みましょう。
症状が出るまであなたを追い詰めたのは「職場」です。当然の権利として、使える制度は使いましょう。
味方が全くいないなら転職も視野に入れよう
「上司に相談しても全然効果がない・動いてくれない」
「同僚にも先輩にも味方がいない」
「理不尽すぎてやっていけない」
ということであれば、素直に転職を考えるのも良いです。
あまり短期間にぽんぽんと職場を変えるのはさすがによろしくないですが、限界まで頑張って体や心を壊すよりは全然マシです。
派遣社員として3ヶ月単位くらいで色々なところを見て回り、自分に合いそうな職場が見つかればそこで正社員雇用を狙うのもアリです。
まとめ
「介護職で人間関係に疲れている」のであれば、まずは上司や信頼できる先輩・同僚に相談しましょう。
相談するだけで一気に道が開けることもあります。
イジメのようなことをしてくるスタッフは基本ヒマだからそんなことをしてくるんです。だって忙しかったら人をいじめるヒマなんてないですよね。
ヒマでしょうがないからこんなことしてくるんだな、こんな方法でしかストレスを解消できないんだなとあまり重く受け止めず、適当に流してしまうのが1番ですよ。
また同時に、本当に自分に落ち度はないのかも確認してみましょう。
本当にミスが続いていて注意されているだけなのではないか。忙しいときに今やらなくて良いことをしていないか。状況判断はしっかりできているか。
振り返ってみることで自分の成長につながりますし、実力や評価があがることでイジメがなくなるという場合もあります。
この記事が介護士の皆さんの働きやすさの一助になれば幸いです。