ニートに介護職をオススメする7つの理由

2019年12月11日介護

こんにちは、たくろうです。

「ニートのまま30代になっちゃった。働かなきゃいけないけど、今更どこも雇ってくれないよなあ」

なんて、焦りとも諦めとも、なんともいえない暗い気持ちになっていませんか。

僕も20代は派遣で様々な職をふらふらしたり、正社員になったり、失業保険でニートしてたり色々していましたが、無職期間が長引くにつれて徐々に精神が蝕まれていきますよね。

特に年末年始とか土日、長期休暇の時期なんかは精神の不安定さに拍車がかかっていました。

確かに日本社会では転職は20代後半までがタイムリミットなどと言われており、30代からの、特に未経験職種への転職は厳しいとされています。

そんな中でも

  • 飲食
  • 警備
  • 介護

あたりは人手不足もあり「自分でも働けるのでは?」と考えますよね。

どの職種も人手不足はあると思いますが、僕は上記3つのなかでいえば、圧倒的に介護をオススメします。

ニートの未経験転職で介護をオススメする理由7つ

  1. 完全未経験30~40代でも転職可能
  2. 手に職が付く
  3. 将来的に国家資格を取得可能
  4. セーフティネットとして切り札になる
  5. ノルマがないので気楽
  6. プレッシャーも少ない
  7. 正社員・派遣はもちろん時短勤務や夜勤専従、日勤のみなど働き方が多様

こんなにあります。

特に「これといった経験のない」「ニート」の方は是非介護にトライしてみるべきだと思います。

この理由を、介護士+介護福祉士としてキャリア9年目の僕が詳しく解説します。

介護職は完全未経験の30~40代ニートでも転職可能

ニートに介護職をオススメする7つの理由

介護の資格すら持っていない30~40代でも、介護職に転職は可能です。

実際、僕の職場には40代未経験で転職してきた人もいます。その人の前職は編集だったかな。

この性質から、介護は社会の受け皿、セーフティネットとしての側面も持っていると思っています。

  • 仕事のプレッシャーに消耗して転職
  • 拘束時間が長すぎて消耗して転職
  • 色々な職場を転々として年齢が年齢になって転職
  • ノルマに追われて消耗して転職

このような理由で転職してくる人は確実にいます。

実際僕も派遣でふらふらした末に営業職についてみたんですが、数字のノルマや電話営業などが完全に相性が悪く、エゲつないくらい仕事ができず消耗していました。

その結果、今思うとパワハラ100%の人格否定等をされ退職。自己嫌悪に陥りながら失業保険を受けつつ無職をしていた時期がありました。

そんななか、貯金も底を尽き失業保険も終了。
「いよいよ川原でブルーシート生活か、介護か」と悩みに悩んだ末に介護を選択しました。

ぶっちゃけると介護なんてやりたくない仕事ナンバー1でしたし、本当に生きるために仕方なく選択した仕事です。

しかし、なんだかんだで介護福祉士も取得しもう9年目。人生なんてわからないもんです。

介護業界であれば受け皿は広いので、様々な理由からニートになった人も、働こうと思った時には候補として考えてもらうのは全然アリです。

ニートが介護職をするメリット

介護職をするメリット

手に職が付く。日本全国どこでも介護職として働ける。

  • 飲食
  • 警備
  • 介護

冒頭でもこの3つを上げましたが、この中で圧倒的に手に職が付くのはやはり「介護」です。

飲食も警備も資格はあると思いますし、取得することでキャリアアップは可能かと思います。

ただ、ある程度業務を経験したあと「どこでもやれる」感が出るのはやはり介護でしょう。

少子高齢化がとまらない現代、日本全国どこにでも老人がいるのですから、日本全国どこでも介護ができるということです。

将来的に介護福祉士位という国家資格を取得可能

3年以上現場で頑張れば「介護福祉士」という国家資格を取得可能です。

この資格はさしあたって介護士が目指すべき資格で、これがあるだけで毎月の給料がかなり違います。

僕の職場では毎月3万円がプラスされます。

また、介護業界で転職しようとしたときにも介護福祉士があるとないとでは案件の量も質も変わってきます。

介護職は社会の受け皿。セーフティネットとして切り札になる

ここ繰り返しにもなるのですが、介護職は社会の受け皿だと思っています。

ある程度介護でキャリアを積めば、日本全国どこでも働けるわけです。

「今はニートだけど、お金を溜めて家を出たい」
というような場合にも、とりあえず介護の経験があればどこでも働くことができます。

「とりあえず介護始めてみたけど、やっぱりちょっと休みたい。1年くらい」

という場合でも、とりあえず介護の経験があれば、復職しやすいです。
いまはどこでも人手不足ですからね。

ただ、セーフティネットとして切り札にする場合は、やはり介護福祉士は取得してからと考えた方が良いです。
この資格さえ取っておけば、ほんとどこでも働けます。

ニート「でも介護って辛いって言うじゃない……」

確かに辛い部分もあります。
というかわりとたくさんあります。

介護の辛い部分については以下の記事で紹介しています。
しかし、下の記事でも言っていますが、相性による部分がかなりあると思っています。

介護職は本当に辛いの?

3K・4Kといわれる業務

上の記事で紹介していますが、汚い、きつい、危険、給料安い、ですね。
これらはほとんどその通りです。

また、利用者さんという人間相手ならではのストレスや、人間関係ならではのストレスもあります。
ただ、ここはわりと職場によって変ってくる部分でもあります。

評価が目に見えないので分かりづらい

介護士は具体的に売り上げなどで成果を出すといった職業ではないので、評価が分かりづらいです。
具体的な成果を出したい、数字で成果が欲しいというタイプの人には合わないと思います。

逆に楽な部分もある

ノルマがない

売り上げなど何かの成果を出さなくて良いというところは逆に気楽な部分でもあります。

毎日数字とにらめっこして、月末までにどれだけの成果を上げなければ、なんてことを考える必要は全くありません。
季節ごとのイベントの企画とか準備はあったりしますが、基本的には淡々と日々の業務をこなしているだけで良いので気楽ではあります。

多人数で業務を行うのでプレッシャーがない

基本的には多人数でケアを行うので、自分ひとりに全てがかかっているみたいなプレッシャーはかからないです。

確かに夜勤はフロアに1人なんてこともありますが、他のフロアに同僚がいたり、看護師がいたりするはずです。

働き方が多様

  • 正社員
  • 派遣
  • パート
  • 時短勤務
  • 日勤専従
  • 夜勤専従

働き方としてはこれくらあるかなと。

正社員になればフルタイムとして夜勤を含めて様々な時間帯に働かざるを得ませんが、派遣やパートであれば時短勤務や日勤・夜勤専従として働くこともできます。

もちろん職場によりますが、今までニートだった人はいきなり正社員といわなくても、派遣やパートとして

  • 週3日だけ
  • 1日6時間だけ
  • 日勤だけ
  • 夜勤だけ

といったリハビリ的な働き方が可能です。

ニート「介護するとして、なんか色んな施設とかあるじゃん。どれがいいの?」

介護の職場はどの業種が良いの?

  • 特別養護老人ホーム
  • 有料老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • デイサービス
  • グループホーム
  • 病院
  • 訪問介護

ザクッとした分類だけでもこれだけあります。
全部紹介しようとするととてつもなく長くなるうえに僕の経験から語れる部分も少ないので、ザクッとオススメを書きたいと思います。

ニートで未経験介護を始めるならこれがオススメ

未経験で介護職を始めるなら

  • 特別養護老人ホーム
  • 有料老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 病院

上記のいずれかがオススメです。

理由は以下です。

  • 身体介護からコミュニケーション、医療のことまで介護の基本的なことが学べる
  • 単独で働くわけではないので、疑問点などはすぐに質問できる
  • 給料が他と比べてまだ多い

単純に体の負荷を少なくしたいとか利用者さんと密接に関わりたいとか希望があるなら他の形態を検討していただいても良いのですが、ニートの方にオススメする理由の1つである「将来的にセーフティネットとして使用する」ということを考慮すると、上記の形態の施設で基礎的なところをしっかり学んでおいたほうが後々有利かと。

介護士として働くには「介護職員初任者研修」という資格が必要

介護士として働くには資格が必要

介護は未経験でも働き始めることはできますが、介護士として利用者さんに関わるには「介護職員初任者研修」という資格が必須となります。

介護業界って面白いもんで、一応資格なし未経験でも「お茶出し」とか「シーツ交換」みたいな利用者さん本人に触れない部分の仕事を始めることができるんです。

ただ、利用者さんの体に触れる「身体介助」などをしようとすると資格が必要になるわけです。

この資格はスクーリングが必須となっており、最低ラインで89.5時間をスクーリングで受講しなければなりません。

ニートで時間とある程度のお金の余裕があるという方は先に取得してしまってから働き出すのも良いかもしれません。

介護施設を運営している企業で資格取得!

介護資格のベネッセスタイルケアなど、介護施設を運営している企業で講座を受講すると、資格取得後に「うちで働きませんかー」と声を掛けてもらえることもあります。

働く前のリハビリとして、スクーリングで同じ志をもった方々と触れ合いながらまず資格を取得してしまうという方法も良いと思います。

とりあえず働きだしてから資格取得!

またはまずは働き出して現場がどんなもんか様子見しつつ講座を受講するという手もあります。

介護専門求人サイトのかいご畑では、テキスト代以外の介護職員初任者研修受講料が無料になる制度もあるので、こちらに登録してエージェントと職場の相談をしつつ、働きつつ、受講料無料で資格もとりつつという三位一体みたいな方法もあります。

働きだしてからスクーリングを受けると、フィードバックが出来るし理解もしやすいので、僕個人としては働きながらの資格取得をオススメします。

スクーリングしながら働くのはわりときついですけど、これを取ってしまえば介護士を名乗れるので万一「職場変えよ」と思っても幅が出ますし、職場を変えるにも求人サイトのエージェントがついてれば次が探しやすくなります。

ニートに介護職をオススメする7つの理由のまとめ

ニートに介護職をオススメする理由7つ

  1. 完全未経験でもとりあえず転職可能(働きながら資格取得可能)
  2. 手に職がつく
  3. 将来国家資格取得を目指せる(給料アップ確定)
  4. ノルマがないので気楽
  5. プレッシャーも少ない
  6. 正社員・派遣はもちろん、時短勤務や夜勤専従など働き方が多様
  7. キャリアを積めばセーフティネットとして心の余裕をもてる

介護は辛いこともありますが、他のノルマとかを求められる仕事と比べると気楽で手に職もつけられるので、「もうどこで働くこともできない……」と考えてしまっている人は気楽に介護を始めてみてください。

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Posted by たくろう