米津玄師/Lemonが教えてくれた3つのこと【カラオケ上達】

カラオケ上達 Lemon

こんにちは、たくろう(@nuluto_blog)です。

今更感満載なんですけど、米津玄師さんのLemonってめちゃくちゃいい曲ですよね。
切ないメロディーライン、切ない歌詞、謎のハイトーン「ウェッ」。素敵すぎる。

そんな素敵なLemonなんですけど、巷では「カラオケで歌うのは難しい曲」として認識されています。

僕もカラオケが趣味なのでよく歌うんですけど、ぶっちゃけ難しいの意味が理解できていませんでした。力の差があまりに開いていると、弱い方はどれほど強いのか理解できない。完全にこの弱い方でした。
歌ってみても何か違う。音域は出ているはずなんだけど、なんか残念感が否めない。でも何がいけないのかわからない。そんな日々でした。

まあ今になって力がついてきたというわけではないのですが、この「難しい」というのはなんだったのかというのが少し理解することができました。そこを意識して歌うことで、まあ今までよりも聴けるものになったかなとも思いますし、他の曲も今までより更に楽しく歌うことができるようになったので、調子にのってこんな記事を書いた次第です。

わりと基本的なことばかりになってしまうのですが、僕なりに気づいたことを「米津玄師/Lemonが教えてくれたこと」として紹介したいと思います。

米津玄師/Lemonが教えてくれたこと①アクセントをつける

はい、基本的なことですね。僕はわりと基本をおろそかにしてきた人間です。

アクセントとは力強く歌う箇所のことです。
基本的にはアクセントの付けかたは「大き目の声で歌う」「力を込めて歌う」という歌い方になります。

Lemon/作詞:米津玄師

なしさえ のくさえ

のすべてをあいしてた あなたととも

ねにのこりはなれない にがいモンのに

サビでいうとこの太字の箇所がアクセントを入れる場所です。

僕は今までアクセントというものを意識せずに歌っていたので、どう歌ってもノッペリとした感じになっていました。
アクセントを入れることでリズムに乗りやすくなりますし、実際「ノッてる感」が出ます。

米津玄師/Lemonが教えてくれたこと②リズムに乗る

リズムもアクセントも当たり前だろこのハゲヘルパーわかりきったことドヤ顔で言ってんじゃねえぞ! と思われた方。すいません。
でも僕はこの「リズムに乗る」の意味がここ最近までいまひとつ理解し切れていませんでした。

リズムってのはまあ平たくいうと、その楽曲のドラムやベースライン、音の切れ方のことです。

タン・タン
ターン・タタン
タッ・タカ・タッ・タカ

とかこういうやつです。え? わかりきってるって? す、すいません。
あ、やめて。モノを投げないで。馬鹿にしてないです。やめて、生卵はやめて。

Lemon/作詞:米津玄師

あのひのかなしみさえ あのひのくるしみさえ

そのすべてを あいしてた あなたとともに

むねにのこりはなれない にがいレモンのにおい

わかりやすいのがこのサビのマーカーをしたところですね。

ヒジョーに文章で伝えづらいんですけど、「あの日の」が「タッタッタッタ」という感じの、ノリノリのやつです。悲しい歌なんですけどノリノリ。
所謂「リズムがハネてる」というやつですね。

試しにここをノメッとした感じで「ターターターター」と歌ってみてください。続く「悲しみさえ」がまったく映えません。
卒業式の「ぼくたちー、わたしたちはー」みたいな感じになります。まあ卒業式で悲しみが映えなくなるのは良いことなんですけどって僕は何の話をしてるんだろう。

米津玄師/Lemonが教えてくれたこと③「感情表現」とはテクニックである

よく「感情を込めて歌ってください」というのがあるじゃないですか。
例えば失恋の歌をうたう時は「失恋をしたときの経験を思い出して、その時の感情をぶつけてください」とかあるじゃないですか。
「この歌あのときの私の経験と同じだわーめっちゃ分かるわー分かりみが深いわー」となれば、歌詞と自分の経験が重なって思い入れが深くなる。
結果、感情を込めて歌をうたえる。

と、本人は思っているんですよね。

ここがすごく怖いところで、実際本人がめちゃくちゃ感情を込めて歌っていても、聴いているほうからしたら「んん?」となることが多い。ワンチャン「ああ、この人この歌好きなんだろうなー」程度にしか伝わらない。いや、めちゃくちゃ歌が上手い人は別ですよ。そんなもんどう歌っても問題ないですよ。

ですが、僕のような大したこと無い人間が感情を込めて歌っても「なんかキモい」「くさそう」「深夜にアコムとか行きそう」とか言われるだけで、伝えたいものは伝わりません。
まあ他人様の歌をうたって「伝えたいこと」とかいうのもおこがましい話なんですけどってこんな話するとカラオケできなくなるんでやめときます。

とにかく、歌詞に自分を重ねたりして歌っても基本的に感情は伝わらないということです。
ではどうやって伝えるのか。
そこで歌唱におけるテクニックが必要になるわけです。
そのテクニックには発声におけるミックスボイスやファルセット、ウィスパーボイスなどももちろんありますが、リズムやアクセントの取り方も同じくらい重要になるわけです。

いままで解説してきた例でいうと

Lemon/作詞:米津玄師

なしさえ さえ

のすべてあいしてた あなたととも

ねにのこりはなれない にがいモンのに

このようにリズムに乗りながらアクセントをつけて歌うだけで、かなり違うものになります。

ちなみに卒業式の例でいうと

 

のしか ゅうがくょこう

んなでしった んどう

くた たした

ょう そつぎょうします

 

_人人人人人人_
>卒業します!!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

 

 

まとめ

アクセントをつける
正しい場所にアクセントをつけてうたうことで歌にメリハリがつき、リズムに乗りやすくなる
リズムに乗る
きちんとリズムを掴み、それに乗ることでノッペリとならずうたうことができる。
ついでにブレスも正しく取りやすくなる

感情表現とはテクニックである
ただ自分の感情をもちながら歌っても何も伝わらない。
感情を表現するにはテクニックが必須。

いかがでしたでしょうか。
僕は高音厨(男性でありながら高音の曲を原キーで歌うことを至上としている人)で、高い声がでりゃそれでいいやとカラオケをやって10年くらいだったんですが、ていうかしかも出てなかったんですが、ここにきてやっと、米津玄師さんのLemonによって「リズムにのって、アクセントをつけて歌う」ことの楽しさを教えてもらいました。

確かにLemonは難しい曲ですが、リズムとアクセントに注意して歌うことでかなり勉強になりますし、歌っててすごく楽しい曲だと再認識できます。いや、曲の内容は悲しいですけど。
是非ここに気をつけて楽しく歌ってみてください。

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Posted by たくろう