愛(スポンサード)にできることはまだあるかい?
こんにちは。たくろうと申します。
皆さんご存知、今ノリにノッている新海誠監督の「天気の子」という映画があります。
TVをつければRADWIMPSが「あい~にで~きる~こと~はま~だあ~ぁるかぁい」と歌い、クーリッシュを食べる天気の子が出てこない日はないほどです。
すいません、僕は天気の子を微塵も見ていないんですけど、なんていうか、あの、CMにまみれすぎじゃないですか? 利権にまみれすぎじゃないですか?
映画をみていない僕は天気の子が果たしてどんな話なのか全然わからないんですけど、今のところ話のイメージとしてはミサワホームに住む友達を持つ主人公の男の子がバイトルでバイトを始めてトイレ掃除に勤しみホテルで2分で作ったカップヌードルを家族と食べ女の子とイチャイチャしながらソフトバンク回線で動画を見ながらクーリッシュを食べる映画というイメージしかなくなってしまいました。どうなってんだこれ。今から晴れるよって言うしかない。
もう「愛にできることはまだあるかい?」ってフレーズも、「愛(スポンサード)にできることはまだあるかい?」としか聴こえてこない。モヤモヤが全然晴れない。
いや、変わっちまった。変わっちまったよ新海チャン。
昔はもっとアニメに純粋な情熱を燃やしていたじゃないか。いや、純粋な情熱しか持つことができなかったのかもしれない。
あの頃はスポンサーなんてそうそう付かなくて「これが俺の作りたいものだ! 俺の映画だ!」という情熱だけでやっていたんだろうね。
そう。宇宙戦争に駆り出されたカノジョと8光年の距離と時間を跨いでメールする30分映画作ってた頃が懐かしいよ。
あの頃の方が愛にできることがまだあったはずだよ。
メールも文字化けするよ。
まあ、まったく映画を観ていない、ついでに言うと「君の名は」すらも観ていない僕には何を言う資格もないんですけど、まあ「君の名は」は関係ないんですけど、なんか悲しくないですか。
たった一人で情熱だけでアニメ映画を作っていた男が、ついに世界4位の興行収入250億に到達したその結果がこの利権まみれの映画なんて、悲しくないですか。
ソフトバンクの犬が出演してますとか、カップヌードル2分で食うとかそんな事をキャラクターに言わせるために今までアニメ作ってたのかと。
違うだろ。
新海チャンが言いたかったことはもっと他のことだろ。
新海チャンの愛にできることはまだあるはずだろ。
まあこんなおっさんが世界の新海誠に偉そうなことなんて何も言えないんですけど。クーリッシュ啜るくらいしかできないんですけど。
でもさ新海チャン、それは愛じゃないよ。
愛にできることはまだあるかい? って言われたら、もう充分だ。充分貰った。
これからはまた自分の中の愛を育てていくよ。
そう言って欲しい。