高音発声は知識だけ得ても継続トレーニングをしないとダメ

こんにちは、たくろうです。

男性諸氏、カラオケで高い声が出ないと悩んでいませんか?
ていうか! 今のアーティストの曲って音域高すぎ&広すぎじゃないですか?
男性アーティストでもONE OK ROCKやALEXANDROS、GreeeeN、King Gunなどのバケモノ達がミュージックシーンを席巻していますし、彼らほど鬼の高音ではないとはいえ米津玄師やback number、Mr.Childrenだって一般男性からすれば充分すぎるほど音域が高い。
なんなの? 素人はカラオケなんて行かずに家でミカンでも食ってろってことなの? と思ってしまいます。

昔の僕はGOING STADYやガガガSP(当時パンクロック全盛だったんですよ……)ですら出ないほど声が低く、カラオケに行くのが割と苦痛でしかありませんでした。
その苦痛が嫌すぎて、逆にもう高い声を出せるようになろう! と一念発起したのが13年前。
100%独学で、やっとこさ米津玄師、backnumber、Mr.Childrenあたりであればどの曲でも一応歌いとおせるまでになりました。うん、長すぎ。

そんな僕なんですが、先日「高音発声の本を買って読んでいるけど、なかなか高い声が出るようにならない」という意見を目にしました。

僕も何冊か発声方法の本を買ったのですが、読んでみて実践してみても「んん? 自分の思ったとおりの声にならない。やーめた」となっていました。
これは今になればわかるんですが、要は「諦める・辞めるのが早すぎ」ってことなんです。

結論としては、「発声は筋肉運動なので、スポーツと同様に原理が分かっていてもトレーニング継続していかないと意味がない」ということなんですね。

高音発声のためには、とにかく練習時間を増やす

んなことわかっとるんじゃい! ミもフタもないやないかいぃ!! というお話ですよね。わかります。すいません。
でも多分、一部の天才や「天然ミックス」とか呼ばれる謎の生き物に近い人達以外、僕たちのような凡人はとにかく練習するしかありません。

よしわかった! カラオケで練習してくる!

こう考える方は多いでしょう。
だって家で歌なんて練習できないじゃん!
家で大声で米津玄師のLemonとか歌っちゃったら、近所から「夢ならばどれだけよかったでしょう」って思われちゃうじゃん!
じゃあカラオケに行くしかないじゃん! と。

確かにカラオケは周りを気にせず大きな声で練習ができるので、とてもオススメです。

でも、カラオケに来たからといって、普通にカラオケを流して曲を歌って、練習をしていると思っていませんか?
そして高音曲を歌って声を枯らして「あー、やっぱ今日も声でなかったわー」となって帰っていませんか?
はい、僕です。

正直、普通にカラオケで歌ってそれを「練習」とする方法はあまり意味がありません。
多人数のカラオケを本番とすると、1人カラオケは練習試合みたいなものです。

普段からの基礎練習をしっかりせずに練習試合ばかりやって、ボロ負けして帰ってくるようなものです。
中には「こいつ……戦いの中で成長している……!」みたいな感じでカラオケ中に成長するような人もいるかもしれませんが、稀です。稀ですし、多分次のカラオケで同じようにしようとしても再現性がないはずです。

自宅で発声練習

だから家で練習なんてしたら近所から「未だにあなたのことを夢に見る」って言われるだろうが! と思ってしまいますよね。
大丈夫。隣人にあなたの練習している歌の夢を見させずに、大声を出さずにも練習をする方法があります。

家で大声を出さなくても出来る発声練習法

これから紹介するのは基礎練習となります。正直すごくダルいです。
が、1日5分でも、なんならカラオケに行く前に10分とかでもやるだけで、結構違ったりします。

腹式呼吸
安定した発声には腹式呼吸が必須です。これがきちんとできていないと高音が張り上げになり、声が続かなくなります。
練習方法としては「ドッグブレス」と呼ばれる方法があります。要は犬の呼吸の真似ですね。うん、そのまんま。
犬のような「ハッハッハッ」とした呼吸をします。このとき、息を吐いたときにはきちんとお腹がへこんでいるかを確かめてください。
コツを掴んだら「ハッハッハーー」と伸ばす等の応用をします。
リップロール
唇を少し尖らせ、息を吐いて「プルルルルルル」と唇を震わせる練習方法です。
リップロールが出来ている=空気を適量吐くことができているという状態です。
応用としては、高音のフレーズで声が張り上げ気味になってしまうところをリップロールで「プルルルル」と歌つことで、その音程を力を抜いて歌う練習になります。
実際同じフレーズをリップロールで練習した後に歌うと、違いがわかるかと思います。
うがい
声を出しながらうがいをすることで、力みの無い、喉を閉めない正しい発声の練習になります。
あくび
あくびをするときの喉のかたちは、自然に喉が開き発声に適した状態となっています。
この喉のかたちのまま発声をすることで、喉に力を入れない発声の練習になります。

本やネットで知識を得る

トレーニングをしなければ意味がないのは間違いないのですが、実際知識や原理を得てトレーニングをしたほうが効果的なのは確かです。
今はインターネット上でかなり多くの知識を得ることができるので、まずは「正しい 発声」などで検索してみるのも良いかもしれません。
ミックスボイスや声区といった単語について「なんじゃいそりゃ?」というような方は、まずその辺の単語も検索してみると、自分が求めている声がどのような声なのか、自分が出来ていること、出来ていないことは何なのかが分かりやすくなるのでオススメです。

ボイススクールに通う

僕はネット・youtubeや書籍で知識を得て、独学でシコシコとやっていたので回り道をしたり間違った道を歩いたりしていましたが、正直トレーナーについてもらうのが1番手っ取り早いというのも確かです。

というのも、この発声に関しては「正しく行えているか」ということが自分では非常にわかりにくいんですね。
自分で歌声を録音して聴いてみるという練習法もあります。

客観的に「辛そうだな」「声が出てないな」「ていうか声キモいな」ということはわかることはメリットになりますが、じゃあそこから何が自分にできていて、何ができていないのかというのはやはり自分ひとりではなかなかわかりません。

プロの耳でしっかり判断をしてもらう、アドバイスをしてもらうというのは、上達の近道になります。

まとめ

知識を得るのは非常に大切ですが、もっと大切なのは基礎練習を地道にこなし、自分の声を正しく判断することです。
この記事が高音発声を目指す皆さんの一助となれば幸いです。

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Posted by たくろう