美容院の指名が怖い【それでも指名するべき理由】
こんにちは、たくろうです。
昨日陰キャにおくる美容院攻略法【完全版】という記事を書きました。
この記事は全く美容院に行ったことがないという陰キャの皆様に向けた初心者仕様になっております。
今回はこの攻略法の発展版といいますか、2回目以降の話となります。
いやほんと、美容院の指名って怖くないですか。
これ僕だけなのかなーと思って検索してみると、女性男性問わず結構いらっしゃるんですよね。
「あなたの事、あなたの腕を信頼しています。気に入っています」と相手に伝えるのが恥ずかしい。スタッフが男性の場合なおさら指名するのが恥ずかしい。
次回も是非この人にやってもらいたいと思っても指名できないのが残念です。
といった女性の方や
指名したら「ヤダあの陰キャに指名されたんだけどマジウケるきもーい」とか思われるんじゃないかと思ってしまいます。
といった中肉中背メガネのおっさん介護士がいらっしゃるようです。
うん、僕です。
こんなお悩みを抱えている皆様に向けて、恐ろしくて仕方が無くても美容院で指名するメリットを書いていきたいと思います。
要約すると、指名をすると美容師さんにインセンティブが入る=気合を入れてスタイリングしてくれるよということです。
あ、完全に美容院に行くのが初めてという陰キャの方はこちらからどうぞ。
美容院で指名をするのが怖いという概念をぶち壊す
美容院で指名したいと思うということはどういうことなのか、まず書き出してみます。
- あなたの接客が気持ちよかった
- あなたの人柄が好き
- あなたのカット・パーマ・カラーの腕が気に入った
- 自分のことを考えてアドバイスをたくさんしてくれる
- あなたがかわいい、またはカッコイイから
- 自分と相性が良いと感じる
というようなポイントで指名したいと考えるのではないでしょうか。
どうでしょう、自分が言われたら最高に嬉しくないですか。
言い換えると、「仕事がデキる人だね!」「親身になってくれてありがとう!」「あなたと話していると落ち着く!」「イケメン!」「かわいい!」
まあ、全部複合して思われているというわけではないとしても、他人にこんなようなことを感じてもらっているということですよね。
指名するということは、つまり上記のようなことを感じたよと間接的に相手を褒めるという行為なわけです。
美容師さんからしたら自分のやっていた仕事が報われたということなんです。めちゃくちゃ嬉しいと思いませんか?
美容院で指名するのが怖くても指名すべき理由
美容師さんはほとんどの場合「固定給+歩合給」の給与体系となっているそうです。
つまり、あなたが指名することによってその美容師さんは単純に給料が増えるというわけです。
ということは、指名されて嫌な気持ちになる美容師さんは絶対にいないといえます。
例えば1日10人スタイリングしても、その10人全員が指名だった場合と指名じゃなかった場合、同じ事をやっているのに給料が違うんですよ。そりゃ指名されて嫌なわけがない。めちゃくちゃゲスな言い方をすれば、金が自分を呼んでいるわけです。うん、ゲス過ぎて書いてて少し震えちゃった。
冒頭の女性の例だと、美容師さんからすれば「そんなに気に入ってくれてるのに恥ずかしくて指名しない? はあ? 指名してよ! 今までよりもっと気合入れてスタイリングしちゃうよ!」となるわけです。
僕の考えの例でも「いやあいつマジキモいけどでもまあ指名してくれてインセンティブ入るからまあ頑張るわ」となりますよね。これが指名せずに僕に当たった場合「いやインセンティブも入らないしキモいしとにかく早く終わらせよ」となるかもしれません。
いや、美容師さんは皆さんプロなのでそんなことは考えないとは思いますが、自分に置き換えても「生理的にちょっとムリ」という相手でも「これで歩合給入るならまあ少しくらい我慢するかな」となりませんか。僕ならめっちゃ嫌いな利用者さんの排泄介助でも1回のトイレ誘導で500円入るなら何をおいても入りますもん。ナースコールとか同僚に取らせない勢いで取りますもん。すいません、ゲスです。
つまり、指名することで美容師さんにデメリットはひとつもないわけです。
美容師さんは喜ぶし、指名しないよりも気合を入れて仕事をしてもらえる。僕らは自分の信頼できる人にスタイリングしてもらえる。まさにこれ、なんでしたっけ、Win-Win? ってやつなわけです。
こりゃあもう指名するしかない。恥ずかしいとか言ってられない。
指名が怖い人向けの指名のやり方
よし、わかった! そこまで言うんなら指名したろうやないかい! と一念発起してくださった方。
「でも、実際指名するにも名前を言うのが恥ずかしい」
「指名したい人が前々回担当してくれた方だけど名前を覚えていない」
というお悩みもあるかもしれません。
美容院ではお客さん毎にカルテを作っていて、「どんな髪型にしたか」「髪質はどうか」「パーマ液、カラー液の調整はどうしたか」という髪についての情報に加えて「誰が担当したか」ということや「話好きな人か」「何の仕事をしている人か」「NGワード等はあるか」といった人柄についてまで店全体で共有しています。
なので「前回担当してくれた美容師さんをまた指名したい。けど名前を覚えていない」という場合は、予約をするときに「前回担当してくれた方をお願いします」と言えば調整してくれますし、それが前々回でもその前でも希望を出せば対応してくれます。
「美容師さんの名前を言うのが恥ずかしい」という方も「同じ人で」とか「前回と同じ人で」と言えば伝わります。
ただ、初回ならともかくとして、自分を担当してくれる美容師さんの名前くらいは人として覚えておくべきだとは思います。
すいません、ゲスなのに人としてとか言っちゃって。
番外編:無指名を楽しむ
フリーの人
美容師さんを指名することはメリットしかないわけですが、それを分かっていながらあえて指名しないというスタイルをとる人がいるそうです。俗に「フリーの人」といわれる種族です。なんだかブログ界隈の人が大好きなノマドみたいでカッコイイね。
この人達が指名しない理由としては
- 本当に心底誰にスタイリングされても良い
- 店そのものが気に入っているので誰でも良い
- 全員信頼しているので誰でも良い
というような項目が挙げられます。
これはこれで、お店にとっては大変嬉しいお客さんになるそうです。
何故かというと、指名客でぎちぎちになってしまうと一見さんや、僕のように当日「今から行くわー」という西濃運輸のようなスタイルのお客さんに対応できなくなってしまったり、もしくは美容師のアソビができてしまうのを防ぐことができるわけです。
美容師さんに直接還元できないけど、お店としては当然利益があがるのでこのようなフリーの人は一定数を店としては抱えておきたいところだそうです。
美容師ガチャとして緊張感を楽しむ
これは歪んだ考え方ですが、「この人にスタイリングしてもらいたいな」という希望をもちつつ「フリーの人」として入店して、希望の美容師さんに当たるかという緊張感を楽しむスタイルです。もうまったく意味がわからない。幼少期に何か歪んだ体験をしたとしか思えない。最低。変態。ごめんなさい僕です。
まとめ
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
さすがに指名するのが怖いとは思わなくなって頂けたのではないでしょうか。
指名するという行為は美容師さんに「いいね」して「投げ銭」するのと同じようなものなので、気に入った美容師さんがいれば積極的に指名してあげましょう。
ごめんなさいまた何かゲスな表現になってしまった。
この記事が皆さんの美容院ライフの一助となれば幸いです。