的確に楽曲考察をする人は凄いと思った話【楽曲考察の要素】

こんにちは、たくろうです。

好きなアーティストの新曲が発表されたりすると、その楽曲考察をしている記事を読むのが好きです。
それが正しいかどうかは別として「へー、そんな意味があったのか」と感心しきりです。

的確に楽曲考察をする人って凄いですよね。
楽曲考察をしている人の記事を読むたび

「そんなところまで見てるの?」

「そこにそんな意味があったの?」

「そんな深いとこまで読み取れるの?」

と感動すら覚えます。

すげーなーと思いつつ、自分もやってみようと思って少しばかり考え始めるんですけど、もう全然わかんない。
「おー、なんかエモい」とかそんなアホのような「感想」が出るだけ。
恥ずかしい。

そんなわけで、今回は楽曲考察をするにあたり、まずは何をヒントに読み解くべきかという事を考えてみました。

まあ結局結論は「全てをヒントにする」ってことに落ち着きました。

楽曲考察の難しさ

楽曲考察の難しさはやはり

「ストレートに表現されていない」

ということにですよね。

僕らは学生時代、国語の教科書なんかで小説を読まされ「主人公のこのときの心境を答えよ」なんて設問を解かされたりしてきました。

全然関係ないですけど、こういう問題がテストで出たときって、「そもそも作者でもないのにその時の主人公の本当の心境なんてわかるわけねえだろ」って思いませんでした?
僕は「それは『設問者が感じた主人公の心境を答えよ』ってことだろうが」「心境なんて作者以外、もしかしたら作者にもわからないんだから、文章から読み取れたものを書いた時点で全てが正解だろ」なんて思ってました。トガってましたね。関係ない話長すぎた。

まあそんなふうに、小説を読んで「どんな意図でこの文章を書いたのか」ってのはわかりやすいですよね。
「メロスは走った」「友人セリヌンティウスを救うために走った」とか完全に目的とか感情が描かれてますもんね。というかそれを楽しむのが小説なんですけど。

単純に文字数が少ない

ところが、楽曲を考察しようとすると途端に難易度が上がります。

楽曲の中で文章として読み取るのは「詩」になるんですが、情報量が少なすぎなんですよ。
文字数にして恐らく400字とか500時程度になるんじゃないですかね。
Twitterで「詳しくはリプ欄」とかで長文打ってる人のほうが文字数あるんじゃないかってレベル。

暗喩や単語に隠された意味を読み解かなければならない

例えば「春」とか「花」とか、単純なイメージで言えば「楽しい」とか「綺麗」とかになると思うんですけど、この単語をあえて真逆の意味で使っていたりする。
その文脈で使われている意味を考えなければいけないわけです。

その楽曲に付随する全てに目を向ける必要がある

歌詞はもちろんなんですが、曲調であったり、PVであったり、そのアーティストのバックボーンであったりを全て包括した上で考えなければいけないわけです。

でなければ暗喩や単語に隠された意味を読み解くことができない。
また、単語は一般的に使われる意味のほかにシチュエーションによって別の意味を持つのか等、幅広い知識も必要になります。

もはや学生時代に意味がわからなかった古文より更に意味がわからなくなる。

楽曲考察に必要な要素

楽曲考察の要素

上で全ての要素に目を向ける必要があると書いたのですが、じゃあ具体的には何なんだよって話ですよね。
とりあえず思いつくまま書き出してみます。

  • 歌詞
  • 歌詞に使われる単語の意味
  • 歌詞の構成
  • 曲調
  • アーティストの興味があること
  • アーティストの好きなこと、嫌いなこと
  • アーティストのバックボーン
  • PVと歌詞の関連性
  • PVでのアーティストの服装
  • PVでのアーティストの服装を含めた色使い
  • 色の意味
  • PVでのアーティストの表情
  • PVのロケーション
  • カメラワーク

こんなもんでしょうか。
細かくしようと思えば更にいくらでも細かく出来そうで、気が遠くなります。
楽曲考察記事を書いている人達はこんな苦労をしているのか。

特にアーティストの人となりが重要

恐らく特に重要になるのが、アーティストの人となりになるんじゃないかと。

ブログ等でもそうだと思いますが、同じ題材を扱っていても記事を書く人によって全く異なるものができますよね。
文章のクセであったりとか、よく使う表現。その人の来歴、バックボーン。

ブログは文章ですから全て説明されるのですが、アーティストとなるとかなり難しい。
ていうか楽曲のみでそのアーティストの人となりを知るなんて完全に不可能ですよ。
もはやチャネリングが出来るとか、X-MANレベルの能力がないとムリ。

必然と楽曲以外にインタビュー記事とか出演しているTVとかで知るしかなくなります。

しかし、今は大多数のアーティストもSNSをやっているので追いかけやすくなっていますよね。
例えば好きなファッションや食べ物、生活の仕方などを知りやすい。

こういった様々な媒体でアーティストの人となりを知っておくと

「この人はこういう考え方を持つ人だから、この単語は恐らくこういう使い方をしている」

といったように、楽曲考察がしやすくなります。

ここまでおっかけないと楽曲考察はできない。
本当に好きなアーティストじゃないとちょっと難しいですよね。

楽曲考察の楽しさ

膨大な要素を分解し、繋ぎ合わせて楽曲を解釈するわけなので、もうその曲をイヤってほど聴かなければならないわけです。
それにプラスして、上記のようにアーティストの私生活や人となり、来歴をある程度知っておかないと解釈ができない場合もあります。

これはやはり、本当にそのアーティストが好きでなければ出来ないことだと思います。

楽曲考察の楽しさとは、そのアーティストの楽曲を深く知ることが出来るという点がありますよね。
まあ好きだから考察をするわけなので、趣味的にやっている方が大半だと思います。考察それ自体が楽しいっていうね。

また、その考察をブログ記事などで発表することで、同じようにそのアーティストが好きな人と意見交換をしたり、繋がったりすることができます。
共通の好きなことで友達ができて、しかも好きなことで盛り上がれるって最高ですよね。

今は多種多様なSNSがありますので、楽曲考察を通じて友達が出来た。なんてことも可能なのが楽しいですよね。

まとめ

楽曲考察の要素は多岐にわたり、また、かなりの回数楽曲やPVを聴き込まなければなりません。
多種多様な知識も必要になります。
本当にそのアーティストが好きじゃないとやってられないですよね。

やっぱ的確に考察する人はすげーですわ。

スポンサーリンク

カラオケ

Posted by たくろう