酒のつまみに最高!コリコリホルモンせんじ揚げが超ウメェ!
こんにちは、たくろうです。
僕ら酒飲みの生きる意味といえば酒を飲むことですが、それと同じくらいに大事なこと、それは「酒のつまみを何にするか」です。
僕らにとって食事とは「酒を飲むためのもの」に他なりません。
もちろん生き物としては栄養を得るために食事をしなければ生命活動がままならないわけですが、僕ら酒飲みはもはやそんなものは超越しているわけです。
「今日はビールだな!」となれば「うーん、なら揚げ物がいいかな。よし、唐揚げ!」となります。
「日本酒なんかを燗にしていっちゃうかな!」となれば「うーん、ブリ刺し!」となります。
「シャレオツにワイン!」「じゃあステーキ!」
「白ワイン!」「カルパッチョ!」
「芋焼酎!」「銀杏!」
と、もはやしりとりでもしてるんじゃねえかって勢いで「酒のために食べるものを決める」という状態になります。
そんな酒飲みの同士に向けて、驚異的に酒に合うつまみを紹介します。
広島県名物、せんじ揚げ(せんじがら/せんじ肉)です。
僕とせんじがらとの出会い
僕とせんじがらとの出会いは、もはや10年以上前に遡ります。
当時の僕はネットゲーム、ラグナロクオンラインに熱中していました。
ラグナロクオンラインといえば「お兄ちゃんどいて! そいつ○せない!」や「しょうがないにゃあ・・」などの名言を生み出した当時大人気のネットゲーム。
かわいらしいドットキャラクターとシンプルな操作での戦闘、エモーションなどを使ったコミュニケーションが人気でした。
ラグナロクオンラインでは様々な職業があり、その特性によって得意分野が違い、更に育成方法によって様々なタイプに分けることが出来ます。
前衛職でも、ソロでの狩りも視野に入れたAge(スピード)重視タイプ、パーティー特化の壁役としてDef(守備力)を重視したタイプと、自分の好みによって様々なタイプに育てることができるのが魅力。
僕はその中でも味方の回復やバフを担当しつつ、壁役も引き受けるという支援職。
職業柄、二次元三次元と次元を超越してコミュ障な僕でも一緒にモンスターを狩ったりする友達ができました。
と、ここまであまりの懐かしさで一瞬でタイピングしたのはいいんですけど、これせんじがらとの関連性1%くらいなのでサクッと切り上げます。
要約するとネットで知り合った友達が広島県出身で、その人が里帰りのオミヤゲにくれたのがせんじがらだったって話です。
初めて食べた時はあまりの旨さに腰を抜かしたほど。
こんなに美味い食い物があるのかと。
広島県はなんてものを生み出したんだと。
そんなわけでその友達が里帰りするというたびに
僕「あの、すいません、お願いが。」
友達「なにかな」
僕「せんじがらを持ってきてもらえないでしょうか・・・?」
友達「せんじがら?」
僕「はい。」
友達「あー」
友達「判った、そういうことか・・・」
僕「いいでしょうか?」
友達「うーん。」
友達「たまってる、ってやつなのかな?」
僕「はい」
友達「しょうがないにゃあ・・」
友達「いいよ。」
というやりとりを経てせんじがらを入手していました。
それほどの労力を使ったとしても絶対に手に入れたいつまみがある。それがせんじがらでした。
時が経ち友達と疎遠になってしまい、せんじがらの入手ルートが消滅
そんなアホなやりとりをする友達とも、月日が経ち疎遠になってしまいました。
まあ疎遠になったって言っても電車に30分も乗れば家に行けるくらい近場に住んでるんですけど、いかんせん友達も結婚し子供も出来、育児に忙しいので自然に連絡取らなくなっちゃったんですよね。
完全なる僕の希望を言えば、広島に里帰りしているタイミングでせんじがらを買ってきて連絡をくれって話なんですけど。
そんな神のつまみ、せんじがらの入手ルートが消滅し数年。
心のどこかにせんじがらのことがひっかかりつつ、忙しい日々に流され、せんじがらのことを忘れかけていました。
そんなある日、とあるショッピングモールをふらふらしていた時でした。
せんじ…? せんじ! せんじじゃないか!?
これ、せんじがらじゃないか!?
ということで値段もなにも見ず、なりふり構わず買ってしまいました。
「せんじ揚げ」となっていますが、こんなもん間違いなくせんじがらですよ。
「豚ホルモンを特性のたれでじっくり漬け込んで、香ばしく揚げた」モノなんてせんじがら以外ありえないっすよ。
あまりに喜びすぎて半分くらい食べちゃってから写真撮りました。
せんじ揚げ(せんじがら/せんじ肉)ってなに?
すいません、せんじがらに再会して、初めて食べたときのことを思い出して、そういえば当時ネットゲームに熱中してたなあ、友達もできたなあ、あの人達元気かなあとか色々思い返すことがたくさんありすぎて、基本的な情報を書くのが遅くなりました。
せんじ揚げ(この項ではせんじ揚げで統一します)とは、昭和20~30年頃に広島県広島市西区の飲食店で販売されたのが最初と言われています。
当初は豚肉、馬肉を主に使用していましたが、現在では豚肉、牛肉、馬肉、鶏肉を使用するようになりました。
これらのホルモンをタレや塩で味付けし、揚げたものになります。
ホルモンを揚げるっていうのがいいですよね。
揚げることによって、煮込みや焼き肉では出せないドライな風味とコリコリ感、噛むごとに染み出す旨味を味わうことができます。
裏面はこんな感じ。
この㈱上田商店さんのせんじ揚げは
- 豚肉胃袋(国産)
- 植物油脂
- 食塩
- 香辛料
- 調味料(アミノ酸等)
で作られています。
シンプルですね。
せんじ揚げの中身はこんな感じ
まさしくホルモン。
パッケージ表面に「ビールに会うんじゃけぇ食べてみんさい」「噛めば噛むほど味が出るけぇ、ぶちうまいんよ!」とフレンドリーな文言が踊っている通り、ビールとの相性はまさに神。
マリアージュっていうか神。神としか言えない相性ですし、噛めば噛むほど旨味が染み出してきます。
ビールとの相性は神ですが、芋焼酎などの焼酎と合わせるのも僕は好きです。
ワンチャン白ワインとかでもイケる。マリアージュる。
ふつうにAmazonで売ってた
この記事を書くにあたって「せんじがら」でGoogle検索したんですけど、驚くなかれ、ふつうにAmazonで売ってました。
ていうかまあ、そりゃ売るよねって話ですよね。
Amazonどころか楽天でも売ってたわ。そりゃ売るよね。
ていうか㈱上田商店さんのホームページでも売ってるわ。
入手ルート完全に生きてるわ。
こんなに簡単に手に入るならいくらでも買ってしまう
僕が広島の友達から貰っていたのは上で紹介した大黒屋食品さんの「せんじ肉」だったので、懐かしさのあまりそちらを紹介しました。
記憶の中での大黒屋食品さんのせんじ肉は、上田商店さんのせんじ揚げよりも少し肉厚だったような気がします。
でもどちらがどうってレベルを超越して、せんじがらというカテゴリー自体が神レベルのおつまみなのでどう転んでも美味いことこの上ないです。
これをお皿に出して、塩コショウをつけてしょっぱめにして食べるのも好きなんですよねー。
こんな神のおつまみがありますので、酒飲みの皆様におかれましてはぜひ一度手にとって、まずはビールと共に試してみてください。