旨くて簡単にできる!とり皮ポン酢の作り方
こんにちは、たくろう(@nuluto_blog)です。
僕らのような毎日デイリーな感じで酒を飲む人間にとって、つまみをどうするかという事は至福の問題でもあり悩ましい問題でもあります。
まず「今日は何を食べようか」と体と心に問いかけつつスーパーをしゃぶりつくすように見て回ります。
肉か、魚か、健康的に野菜か、いっそ乾物か、いやいや、最近缶詰もアツいらしいじゃないか、と。
こうやって悩みながらつまみを決めていくのは酒飲みにとっては実に楽しい時間です。
しかし、僕らのようにデイリーで酒を飲む庶民にとってはつまみの価格も重要な問題です。
いくら心と体が欲しているからといって3日連続鰻の蒲焼(鹿児島県産)とか食べようものなら、心も体もいらない、ただただお金が欲しいみたいな、同情するなら金をくれ的なヤサグレた気持ちになってしまいますのであんまり高級なものをオイソレとは頂けない。
かといって金がない金がないと3日連続蒲焼さん太郎(㈱菓道:茨城県)とか食べようものなら、それはそれで同情するなら金をくれ的なヤサグレた気持ちになってしまう。
そしてやはり、簡単に食べれるということも、サラリーで疲弊したオッサンには重要な項目です。
疲れ果てて帰ってきて、22時から「よし、豚の角煮を作るぜ!」とはならない。
いや、確かに手順自体は簡単ですけど、余裕で3時間とか掛かるじゃない。味を染み込ませるために角煮を寝かす前にこっちが寝ちゃうじゃない。そこは簡単にサクッと、どれだけ長くても30分以内にはつまみを用意して飲み始めたいわけですよ。
つまり僕らの心と胃袋を満たしてくれる条件としては
- 旨い
- 安い
- 簡単
というオッサンが大好きな3つのキーワードが大事になるわけです。
はい、そんなわけでうだうだと前置きを喋ってみましたけど、今回は冒頭の画像を見ていただいてお分かりいただける通り、とり皮ポン酢のレシピです。
こいつはまさに「安い、旨い、簡単」の3拍子がそろっていて、かつ居酒屋でもテッパンになっていることから分かるとおり、酒に合いまくるという魔性のつまみになります。
ざっくりと作り方と材料
所要時間:約20分
【材料】
- とり皮:200g
- たまねぎ:1/2個
【作り方】
- とり皮を食べやすい大きさに切る
- 鍋にとり皮が充分に入る量のお湯を沸かし、沸騰したらとり皮を投入
- 10程度茹で、アクや余分な油を落とす
- 10分立ったらザルに上げ、給湯器のお湯でざっと油を落とす
- 水気を切ってフライパンに投入、中~強めの弱火程度でカリッとするまで(10分程度)焼く
- たまねぎをスライスして皿に敷く
- たまねぎの上に盛り付け、ポン酢を好きなだけ掛ける
完成!
どうですか、要は切って、茹でて、焼けば良いだけの話です。
めっちゃ簡単にできるのに、わりと普通に居酒屋と遜色なくとり皮ポン酢になるのでオススメです。
ということで、詳しくも何もないんですけど、詳しく説明していきますね。
ステップ①お湯を沸かし、とり皮を茹でる
とりあえず何はともあれ鍋に水を張って沸騰させてください。
目的はとり皮を茹でて余分な油やアクを落とすことなので、充分に浸るくらいの水の量であればOKです。
この鍋の水が沸騰するまでの間にとり皮を適当に食べやすい大きさに切っておいてください。
結構スーパーによっては良い感じの大きさに切られていることがあるので、必要があれば、で大丈夫です。
また、とり皮の仕上がりがカリッカリが好みという方は、とり皮の油が抜けて若干縮みますので、気持ち大きめに切ってください。
お湯が沸いたら、とり皮をドサッと鍋に投入し、10分ほど茹でます。
ステップ②たまねぎをスライスする
その間にたまねぎをスライスしておきましょう。
切り方としてはこんな感じです。繊維に沿って、中心に向かって放射線状に薄切りしていきます。
ちなみに画像は完膚なきまでに使いまわしなのであまり気にしないでください。
あんまり薄くスライスできなくても気にしないでください。軽く水にさらしておけば辛みはわりと抜けます。
ステップ③とり皮を焼く
はい、たまねぎにうつつを抜かしている間にとり皮ちゃんはこんな感じに仕上がってきていると思います。
正直僕は適当に10分茹でているだけなので、めっちゃサッパリしたとり皮ポン酢が食べたい! という方は30分くらい茹でちゃっても良いと思います。
僕はある程度とり皮のウェイトというか、とり皮らしさがあった方が好みなので10分程度で引き上げます。
このままザルにドバーするので、アクも一緒にとり皮にひっついたままになります。
そこで僕はアクととり皮についた余分な油を落とす意味で、給水機の1番温度の高い状態のお湯でザッと洗います。
洗いましたら適当に水気を切り、そのまま中~強めの弱火程度に熱したフライパンへドサッと入れてください。
このとき、基本的には油を敷かないでください。とり皮からえげつないほどの油が出ます。
え? 鉄鍋を使っている? そんな本格的な調理器具使っている人が僕に聞かないでくださいよ。僕なんて基本テフロンですよ!
はい、こんな感じでベロベロ油がでます。
このまま火を通していくととり皮がベチャッとしてしまうので、ある程度の量になったらわりとしっかりめに拭き取ってください。
あらスッキリ。
これくらいに、結構完膚なきまでになくなったなーぐらいまで拭きとって問題ないです。また同じ量くらいの油が出ますんで。
本来の作り方は、この油でねぎの青いところや生姜片を炒め揚げのようにして熱して風味を移して完成となるようですが、わりとこのままインスタントラーメンの仕上げとして入れても数段美味しくなります。鶏の旨みが凝縮されていますので、炒め物やチャーハンにもバッチリ使えます。
今回は拭き取りましたけど。
さて、ここから好みの話となってくるのですが、ていうか僕レシピ紹介すると絶対「ここは好みです」とか言いますね。
でも、でも、だってだって、ほんとに好みによるんだもん!
カリッと、モッチリ、みたいな、とり皮! 的なとり皮がお好みの方は、2度目の油が結構出てきたなー、くらいを目安にして火からあげてください。
カリッカリのとり皮がお好みの方は、3~4回目の油を拭き取るくらいを目安にして火から上げてください。
というかカリッカリはわりと作るのが簡単です。
拭き取りを重ねるにつれて段々油が出てこなくなるので、目に見えてとり皮がカリカリになっていきます。
ちなみに僕の好みはカリッとモッチリとなので、多くても2回くらいしか油の拭き取りをしません。
ステップ④完成
たまねぎスライスを敷いたお皿の上に盛り付けて、とり皮ポン酢の完成です。
写真のとり皮は1回目の油の拭き取りをしてから、「2回目の油がでてきたなー、拭くかなー、いや、もう完成にしよ」って頃合でひきあげたものです。
横着してとり皮を切らずに作ったものでかなりデカめのとり皮になりました。
あとはお好きなポン酢や、めんつゆなんかも意外とイケますので、色々な調味料を試し掛けなどしつつ、召し上がってみてください。
まとめ
最後にもう一度作り方をザックリまとめます。
とり皮を焼く
完成
うん、なんかすごい、酷い話だけど、でもこれだけでほんとに出来るんですよ!
このとり皮ポン酢の楽しいところとしては、とり皮の食感を好みによって変えられるところですね。
カリカリにもできますし、片面だけしっかりカリカリにするということもできます。
とり皮はスーパーによってはかなり安く手に入りますので、見かけたら是非手にとってみてください。
ちなみに神奈川県にお住まいの方、近くにエイビイというスーパーがあればオススメですよ!
国産のとり皮がかなり安く手に入ります!
合わせる野菜も今回はたまねぎでしたが、苦味が嫌いでなければかいわれ大根も合いますし、もちろん大根おろしも抜群の相性です。
好みによって色々な表情を見ることができるとり皮ポン酢を是非作ってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!