簡単レシピ:豚肉と水菜の小鍋立て【超絶満足度高】

「今日も疲れた! なんかガッツリ肉でも食べたいな」

「でも疲れすぎてて、あんまりコッテリしてるものはちょっと……」

「アッサリしてて肉をバクッと食べれる簡単なレシピはないものか」

そんな方に朗報です。
アッサリしてて肉をガッツリ食べれる、しかもめちゃくちゃ簡単な「豚肉と水菜の小鍋立て」をご紹介します!
やわらかい豚肉とシャキシャキの水菜でお酒がすすんじゃう一品ですよ!

小鍋立て?

「小鍋立て」ってご存知ですか?

要するに、小さめの鍋を少人数(1~2人)で囲んで食べる料理のことを指すそうです。
最近は「ひとり鍋」とかが認知されてきていますが、その先祖みたいなものですね。

僕は正直「鍋」って食べ物にあまり魅力を感じていなかったんです。
出されればもちろん美味しく頂きますが、ご飯のおかずになるようなものでもないし、酒を飲むにしてもなんか気がすすまないというか……。

でも古本屋でたまたま「懐石サントリー」という本を見かけて「薬喰い」なんていうシャレオツな名前で「豚肉と水菜をナベで煮る」だけの料理の写真が掲載されており、これがめちゃくちゃ美味しそうだったので作ってみました。
※ちなみにこの懐石サントリーって本は一応レシピも載ってますが、味付けにしても「しょうゆとみりんと酒で味を付けて頂きます」って感じの僕がブログで書いているレシピよりザックリとしか載っていません。つまみと一緒に旨そうに写っているサントリーオールドウィスキーの写真集だと思ってもらって間違いないです(笑)

レシピ

【食材】

豚肉(200gくらい。好きなだけ)
※今回はしゃぶしゃぶ用ロースを使いましたが、こま肉とかでも問題ないと思います。
水菜(1袋)

こんな感じです。

【調味料】
水600ccくらい
だし昆布10cmくらい
酒(大さじ3くらい)
みりん(おおさじ2くらい)
しょうゆ(大さじ4くらい)
※鍋の大きさにもよって変わると思います。味見しながら自分のちょうど良いと思える濃さまで調整してください。

「豚肉と水菜の小鍋立て」作り方

 

 

鍋に水を張って、だし昆布を入れます。
時間があればこの状態でしばらく時間をおきたいので、鍋に昆布を放り込んだらお風呂にでも入ると良い感じです。

時間がなければそのまま中火でゆっくりと沸騰直前(泡がぷつぷつしてきたなあというあたり)まで加熱します。
そのまま沸騰直前をキープする感じで弱火にし、5分ほど煮出します。
※煮出し終わった昆布は捨ててしまっても良いですが、僕はそのまま食べちゃいます。

出汁が取れたらそこに上記の分量の酒、みりん、しょうゆを入れます。
この分量は完全に僕の好みなので「甘めが好き」「もっとしょっぱい方が好み」などあれば味見をしつつ、本能に従ってください。
汁を飲むわけではなく、肉と水菜をサッと煮るだけというところも考慮しつつ味付けしてみてください。

味付けができたら、もう99%完成です。
あとは食材をさっと煮て食べるだけ。というかもう要はしゃぶしゃぶです(笑)

こんな感じで食材を入れて、肉は色が変わってきたら引き上げ、水菜はしんなりし出したくらいで取り出します。

この写真は撮影の都合上豚肉3枚入れていますが、次のターンからは豚肉1枚、水菜1掴みでやりました。

沸騰しないくらいの温度でさっと温めるので、豚肉がやわらかくて油も適度に落ちてて、もうたまらないくらいアッサリ美味しいです。
水菜もシャキシャキしていますし、味もしっかり付いています。
焼酎とも良く合って、水菜1袋も豚肉もペロッと食べれちゃいました。

さらに締めにうどんも。
水菜の水分で良い感じに薄まってますし、豚のうまみがたんまり出ていますのでめちゃくちゃ良いスープになっています。

小鍋立て、というかひとりしゃぶしゃぶ最高!

小鍋立てなんていうシャレた事を言っていましたが、今回のレシピは要はひとりしゃぶしゃぶです。
でも、これは皆さん絶対やってみるべきです。僕も今回初めてやりましたが、超絶に満足度が高かったです。

小さい鍋を使って、自分の食べる分だけその瞬間に調理して、出来立てを食べるっていうのは実はすごい贅沢だと思うんです。
誰にも邪魔されず、自分の好きなように作る。
ちょっとした火の管理をしながら、状態の変わっていく豚肉と水菜それ自体もつまみ的に楽しんで酒を飲む。
いや、最高でした。

ひとり鍋という言葉は市民権を得てきていますが、やっぱりどこか「寂しい」とか「節約の為」という言葉が付きまとっているように感じます。
そうじゃない、と僕は言いたい。
ひとり鍋、ひとりしゃぶしゃぶは最高の贅沢なんだと声を大にして言いたい。

そんなわけでめちゃくちゃ簡単に出来て満足度が超高い「豚と水菜の小鍋立て」、是非お試しください。

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料理

Posted by たくろう