【鳥はむピラフ】ピラフは米の炊き加減が難しい
鳥はむって料理があるじゃないですか。
今となっては結構メジャーな料理になっていて、少し検索すればクックパッドやらYouTubeやらでさまざまなレシピがヒットしますが、最古のレシピって2ちゃんねるの料理板発祥なんですよね。
僕としては2ちゃんねらーのマイナー料理という印象が強かったので、こんなに表舞台に立っていることに驚きました。
そんなわけで久々に鳥はむつくるかーと思い立ち、「レシピはいろいろあるけどやっぱり本家だよね」ってことで鳥はむ原初のレシピが掲載されている「鳥はむの館」にアクセス。「失敗なしレシピ」をもとに鳥はむ作成に挑戦しました。
手順は「鳥はむの館」にあるので省略するんですけど、塩漬けやら茹でた後に鍋に放置するやらで時間はかかるものの作業自体は非常に簡単なので、皆さんもぜひトライしてみてください。
出来上がった鳥はむ自体はしっとりぷりぷりの満足の仕上がり。
うめーうめーと食べていたんですけど、鶏肉を茹でた後の汁が残っているんですよ。
この汁ってのが塩漬けした鶏肉の旨味の出た良い感じのスープになっていて、捨ててしまうのはどうにももったいない。
白菜でもぶち込んでスープにするかなーと思っていたんですが、先日オンライン飲み会をした時に友達が深夜に冷凍のエビピラフ背徳の800gドカ食いかましているのを見て「このスープを使ってピラフを作ったらうまいんじゃね?」と思い立ち、鳥はむスープピラフにトライしてみることにしました。
とはいえ僕はピラフ自体作るのが初めてなので、そもそもピラフってどうやって作るのかというところから検索。ピラフのレシピはクックパッドのこちらを参考にしました。
要は具材と生米を炒めてスープで炊けばええんやなと理解したところで調理スタート。
具材はにんじんとかは切るのがメンドくさかったので省き、玉ねぎのみじん切り、冷蔵庫にあった舞茸、後は最後に混ぜ込むようの鳥はむを1口大に切ったもの。
玉ねぎのみじん切りを炒め、玉ねぎがしんなりしたタイミングで米を投入しさらに炒めます。
レシピでは米2合にたいして水400c cということだったんですが、僕は普段1合を計量カップ満杯(1合強)で計っているため、鳥はむスープ450ccで炊き上げることにしました。
ここで舞茸もドカッと投入。1パック入れたんですけど、これもう鳥はむピラフじゃなくて舞茸ピラフじゃんみたいな量でした。でもほら、こういうのって半分だけ残してもなんかダルいじゃない?
あとコンソメ1個も砕きながらここで投入しました。
そして沸騰させた後、弱火にして9分という指示だったんですが、9分経った段階でちょっと味見をしたところ塩味が足りずクレイジーソルトを投入。
んでこっからなんですけど、塩味が足りないのはなんてことはないんですけど、問題は米がカッチカチだったんですよ。これが本当の銀シャリじゃい! ってレベルでジャリッジャリだったんです。その割に鍋底にスープがドゥルッとしているという意味のわからない状況。
仕方がないのでスープをもう50cc投入し、さらに弱火で10分火にかけてみることに。
10分後に再度味見をしてみたんですが、まあさっきよりジャリ感はないものの、まだまだ芯がある感じ。姫騎士でいうとオーガに捕まった当初くらい。「これくらいの責苦、わたくしにはなんでもありませんわ!」とか言ってるレベル。全然へこたれてない。
これいまだに謎なんですけど、米を鍋で炊くときって強火で沸騰させて弱火で10分くらい炊いて、その後10分くらい蒸らすって手順じゃないですか。
この手順でいうと、米が一番水分を吸うのってどのタイミングなんですかね。
僕は「弱火で炊く」というところが水を吸うタイミングなんだろうと考えてこの手順を繰り返したんですけど、実は蒸らす時の方が水を吸うんですかね。
姫騎士だと焦らしに入ったタイミングが一番堕ちやすいんですけど関係ありますかね。
そんなわけでもう少し焦らして、いや、炊いてみるかってことで再度スープを投入。もうしゃらくせえやってことで100ccをバシャっと投入してちょっと強めの弱火みたいな、乳輪責めみたいな火力である程度水気が無くなるまで炊きました。
最後にもう一度味見してみたんですが、芯がなくはないけどまあまあ許せるかなくらいの、姫騎士で言うと「うくっ・・・❤︎どうしたというの・・・わたくしの体・・・おかしいですわ・・・」くらいの感じになったんでもう蒸らしに入りました。あんまり水分入れすぎてベチョっとされても嫌だなと思ったんで。
そんなわけで10分ほど蒸らし、カットしておいた鳥はむを投入して、底から返すように米を混ぜて完成!
うん、味はめちゃくちゃ美味い。味はめちゃくちゃ美味いんですけど、やっぱりほんのり米に芯が残ってる。姫騎士で言うと「オォッ❤︎ラめぇっ❤︎そんなにされたらおかしくなりゅぅぅう❤︎❤︎」くらいの、もう明らかおかしくなってるんだけど最後の最後で認められないみたいな一番美味しい状態なんですけど、米でいうと完全に落ち切ってる状態の方が僕好きなんすよ。
その割にモタッとした水気があるという、家でチャーハン作るとこうなるよねっていう状態。
いやほんと、舞茸とスープの旨味があってゴロッとした鳥はむの満足感もあってすごく美味しいんですけど、米の炊きあがりだけが残念な出来でした。これで米がふっくらパラパラだったら神の食い物だった。
また鳥はむ作った時には再チャレンジしたいと思います。
やっぱ冷凍のピラフってすごいんですね。