「みんなが自分を笑っている気がする」けど、みんなそんなにヒマじゃない
こんにちは、たくろうです。
僕は以前、道を歩いているだけで
「誰かが自分を笑っているんじゃないか」
「みんな自分を馬鹿にしているんじゃないか」
と考えてしまう時期がありました。
唐突に自分語りしてすいません。
でも、ぶっちゃけそう考えてしまうことってありませんか?
もしくは今まさにそう考えてしまって辛くなっていませんか?
今から考えると、僕は当時劣等感のカタマリだったのかなと思います。
と、同時に「そんな風に考えていると疲れるけどな」とも思います。
ググってみたところ、被害妄想的だったんだなとわかりました。
なんかアレですよね、病名がつくだけで少し安心する感じ、ありますよね。
今はそんな風に考えることはなくなったんですが、改善したのは
「みんな自分を笑うほど、馬鹿にするほどヒマじゃない」
「誰も自分を見てなんかいない」
と気づいたからでした。
みんな忙しいから自分を笑うほどヒマじゃない
究極のところ、みんな忙しいんです。
イチイチ道を歩いているだけの僕を笑うほどヒマじゃないんです。
道を歩いているだけで笑ってもらえるならそれでメシ食っていけるんじゃねえかなって話です。
その日も僕は「あーみんな自分のことを笑ってるんだろうなあ」とギスギスしながら歩いていたんです。
その時生垣があって、そこに蜂がいたんですね。
その時何故か僕は
「あーなんか蜂にも笑われてる気がする」
と考えました。
若干面白いすらある思考なんですけど、ちょっと本気で考えていたんですね。
で、立ち止まってジッと蜂を見てしまったんですけど、蜂って忙しいんですよ。
いわゆる働き蜂というのはメスだけで、オスは繁殖期になるまで巣の中で蜜を集めることもなく、メスの持ってきたエサを食べてのうのうとしています。
そして繁殖期となり交尾が終わったとたん、オスはメスによって巣から追い出されます。
追い出されたオスは自活する能力もありませんから野垂れ死ぬだけ。
過酷な自然の営みがあります。
まあこの話は関係ないんですけど。
いやまあ、蜂って忙しいんです。
特にメスは働き蜂として蜜をせっせと集めなければならない。
オスの分も子供(幼虫)の分もせっせと集めなければならない。
「蜂に笑われてる気がするう」とかのたまってる人間の相手なんてしてられないんです。
ボサッと道を歩いているだけの人間を笑うヒマなんて無いんです。
そんな当たり前のことに唐突に気づいたんですね。
「そうか、蜂だって忙しくて僕を笑うほどヒマじゃないんだ」
「蜂だってそんなに忙しいんだし、人間なんてもっと忙しいんだ。ただ歩いているだけの僕を笑うほどヒマじゃないんだ」
誰も自分を笑ってないし、見てすらもいない
例えば、今日道ですれ違った人のことを覚えていますか?
ほとんどの場合覚えていないと思います。
特に首都圏の通勤時なんて、もう他人のことを見てる余裕なんかない。
自分もそうなんですから、他人もそうなんです。
すれ違う人のことをイチイチ
「あいつはどうかな、何か自分と違うかな」
「あっ、あいつなんか陰キャっぽい! 陰キャが道歩いてるよwwwプーッwwwクスクスwww」
とかやってられないですよ。
逆に1回それをやってみてください。
多分めっちゃ大変ですよ。
人間大好きじゃないとそんなことやれないですよ。
ていうかそいつのほうがよっぽど頭おかしいですって。
「自分が笑われている気がする」と考えると疲れるだけ
「自分が笑われている気がする」と考えるのは疲れます。
常に神経を張っているような感じがしますよね。
そして疲れて余計にネガティブな思考になってしまうんです。
自分で自分を追い込まなくて良いんです。
僕は蜂を見たことがキッカケとなり改善したんですが、正直こういう類のことって「実感を伴った経験」をしないとなかなか入ってきませんよね。
僕がこんなブログでいくら
「みんな自分を見るほどヒマじゃないよ」
といったところで、なかなか「なるほど!」とはならないと思います。
なので
「みんなが自分を笑っている気がする」
という思考が顔を出してきたときは、自分を労わるつもりで
「そんな風に考えると疲れるだけだから、休んでもいいよ」
と頭の片隅で良いので考えてみてください。
そして、余力がある時は本当にみんなが自分を笑っているのか、少し顔を上げて他の人をチラ見してみてください。
絶対他の人はあなたのことを見てすらいません。
まとめ
「みんなが自分を笑っている気がする」
という思考が出てきた時は
「でもそんな風に考えると疲れるよな」
「みんな忙しいよ」
「自分を笑うほどみんなヒマじゃないよな」
と、少しでいいので自分を労わって、励ましてあげてください。
大丈夫。あなたも僕にとっての蜂のような出会いがあり、きっと「あー、なんであんなことに悩んでいたんだろう!」と思える日がきます。