【コミックス版】ゴブリンスレイヤーが面白い理由

こんにちは、たくろうです。

今回は小説原作から始まり、漫画、アニメ、コミックでのスピンオフなどメディア展開されているゴブリンスレイヤーという漫画を紹介します。

僕はコミックス版しか読んでいないのですが、面白いです。
理由は

  • ダークファンタジー
  • 主人公がめちゃくちゃ強いというわけではない
  • どう戦えばいいのか、と主人公が毎回考える

の3つです。

わりと好みによる部分も大きいと思いますが、この辺に「おっ」と思えるならお試しで読んでみる価値はあります。
公式サイトで1話・2話や直近の最新話が無料で読めますので興味があれば是非。

ジャンルはダークファンタジー

お話としては、モンスターが闊歩し、それを狩る冒険者達が剣や魔法を手に活躍する世界。
そんな世界で自らの村と肉親をゴブリンによって奪われた青年が「ゴブリンだけを狩る冒険者=ゴブリンスレイヤー」として冒険していくお話です。

ジャンルとしてはダークファンタジーとなり、「悲劇的・残酷・過激・性描写があったり、不条理な世界観をもつファンタジー」という定義に違わず、特に戦闘シーンでは重苦しい雰囲気が漂います。試し読みできる1話・2話はまさにそれで、主役っぽく出てきた冒険者たちがゴブリンによってボッコボコに殺され、犯されていき、最後に残った神官もあわやというところまで追い込まれます。

「ああ、もうあかん! 神官(女の子)の尿に興奮したゴブリンにこの子が色んなことされた末に嬲り殺される未来しか見えない!」

というところでゴブリンスレイヤー登場。
水を得た魚、ゴブリンを得たゴブリンスレイヤーといった風情でザックザクとゴブリンを狩っていきます。

なんかもう変態しかいない。

主人公がめちゃくちゃ強いというわけではない

主人公は数あるモンスターの中でゴブリン「だけ」を狩り続け、冒険者ランクトップ3クラスに入っています。
上位2ランクはなんか魔王をぶっ殺した過去を持つとか、そういった何かレジェンドクラスの偉業を成し遂げていないと入れないそうなので、実質在野トップの冒険者「銀等級」となります。

まあ、主人公の周りにわりとたくさん銀等級がいるので、そこまで特殊に強いというわけではないようです。

主人公はゴブリンオンリーに特化した冒険者なので、例えば対人間との剣技くらべでも強いかとなると、そうでもないようです。

実際、恐らく同位もしくは上位の冒険者の動きについていけず、喉元に切っ先を突きつけられても動けなかったというようなシーンがあります。

また、常にソロで狩りをしていた冒険者なので、洞穴や朽ちた城などを根城としているゴブリンに攻め入るのは得意ですが、平原などでゴブリンの群れの襲撃から何かを守るというのは不得手となります。まあ、普通に考えて平原でバラバラに襲ってくるモンスターから1人で村を守るとかムリゲーですよね。1対11でサッカーするようなもんですよ。

こういう、なんというか人間くさいところがこの漫画の面白いところだと思います。

主人公が強いから敵に更に強い奴が出てきて、そいつを倒すために更に主人公が強くなり……結局強さのインフレが起こってもう何がなんだかわからなくなる話、ありますよね。

ゴブリンスレイヤーはこういった「ここは得意だけど、ここはどうやってもムリ」というような、「まあ、そうなるよね」という問題点をどう解決していくかというところが魅力でもあります。

どう戦えばいいのか、と主人公が毎回考える

ゴブリンスレイヤーはそんな「最強の冒険者」というわけではないので、例えば得意としているゴブリンが潜む洞穴の中に攻め入るときにも「どう戦うべきか」ということを常に考えます。

ゴブリンの性質を知り尽くし、様々な戦術を用意し、その中から最適解と思える方法を実行する。
それでもなお、「見落としはないか」と常に危機感をもちながらゴブリンを殺していきます。

もうね、職人ですわ。
じゃなかったら変態ですわ。

まとめ

話のほとんどが、雑に言ってしまうと「ゴブリンを殺しているだけ」という話になるんですけど、それだけの話をここまで魅力的に見せられるのはすごいですよね。
ここまでゴブリンを消費している作品はないですよ。

ダークファンタジーが好きという方は、是非1度手に取ってみて下さい。
もう1度言いますけど、公式サイトで1話・2話が無料で読めます。

不条理な世界観が好きな方は是非。

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Posted by たくろう