満腹になると酒が飲めなくなる現象に名前をつけたい
酒って空きっ腹に飲むのが一番うまいと思うんですよ。
仕事が終わって帰ってきて、風呂とか入ったりしちゃって、そんで飲むビールのうまいことうまいこと。
僕はそのまま料理とか始めて、ご飯を作りながらアニメ眺めてハイボールを飲むのが趣味なんですけど、このときのハイボールってめちゃくちゃうまいんです。
ほんとなんだろう。桃源郷の桃かな? みたいな。多分ネコが舐めるちゅーるとかこれくらいうまいんだろうな、みたいな。全身の細胞が喜んでる! みたいなそんなレベルでうまいんです。
空きっ腹なんで、当然作るご飯にも気合が入りますし、酒はうまいし、れんちょんはかわいいし、もう言うことないよねって話なんです。
んで、ご飯を作り終えて、まあご飯っていってもほとんどツマミみたいなもんなんですけど、作り終えて「さあ酒を飲みながら食うか!」ってなるじゃないですか。
食べるじゃないですか。
うまいじゃないですか。
酒も飲むじゃないですか。
うまいじゃないですか。
言うことないんです。
もうほんと言うことない。
おっさんの天国ってこんな身近にあったんだ、みたいな話になるんですよ。
でもね、そのままベロベロ酒飲み続けてやるぜって思うんですけど、だんだん酒が入らなくなるんですよ。
満腹になってくると、あんなに美味しかった酒が入らなくなる。
「もう一生これだけ飲んでればいいや」ってレベルで飲み続けていたかった酒が飲めなくなってくるんです。
これなんなんですかね。
いやなんなんですかねって言われても酒だって水分なんだから満腹になればそりゃあ酒も飲めなくなるだろうって話なんですけど、そんな正論をききたいわけじゃないんですよ。
僕はツマミを食べながら酒を飲み続けたいだけなんです。
初めてちゅーるを舐めた野良猫みたいに延々と酒を舐め続けていたいだけなんです。
でもそれは叶わない。
だけど願いはかなわない。
悲しい。
そんなわけで、どうやら人体の構造的に、満腹になるとヒトは酒を飲めなくなるらしいんですわ。
僕はイマイチ納得できないんですけど、そういうことになるらしいですわ。
何故そんなことになるのかは高度な問題過ぎて僕には解決できそうにないので、せめてこの「満腹になると酒が飲めなくなる」現象に名前をつけたい。
そんな気持ちで本日、筆を執っている次第でございます。
名前をつけるって言っても、そのまま【満腹になると酒が飲めなくなる現象】って言ってしまうのはあまりにも味気ない。満腹になったときに飲む酒くらい味気ない。
だからちょっと趣向を凝らしてみたいと思います。
【夕食後の憂鬱】
これはどうでしょう。
これはもうまさしくじゃないですか。
「満腹になったあと、酒を飲みたいけど飲めない。憂鬱だ」という気持ちをひとことで表しているじゃないですか。
わりと良いと思うんですけど、どうでしょうか。
でもふと思ったのが、酒を飲むのって必ずしも夜ってわけではないんですよね。
最近は「昼飲み」なんて言葉がメジャーになってますし、僕のように夜勤のある仕事をしている人は夜勤明けで午前中から飲み始めたりするわけですよ。
そんなわけでこちら。
【食後の憂鬱】
「食後は満腹になるから酒が飲めないよね。憂鬱だよね」という気持ちを表した言葉です。
でも「食後の憂鬱」ってなんかすごい闇を感じますよね。
なんか食後にすげえ嫌なことが起こる感じがする。
「オラの村では食後に必ずオニが出るだァ……。娘ッ子ばさらって行くンだァ……」みたいな雰囲気を醸し出してる。お前んとこの村娘ッ子どんだけいるんだよって話になる。
違う違う。そうじゃない。そこまでじゃない。
もう少しライトな感じ。
そこでこちら。
【朝食後の憂鬱】
これはもうわかりますよね。
「満腹で酒が飲めないってのがそもそもにありつつも、朝から酒を飲んではいけないという社会的な同調圧力からもプレッシャーを感じていて酒を飲めない。ていうかそもそも今日仕事だわ」って気持ちが表されています。
でも逆に考えてみましょう。
【働きたくない】
こういうことでもあると思うんです。
「もう働きたくない。仕事なんてものがなければ永遠に酒を飲み続けられるじゃないか」と、そういうことだと思うんです。
でも働かないとお金がなくなってしまう。
そうだ。
【寝てたい】
もう寝てりゃいいじゃん。
働かずに寝てりゃいいじゃん。
そうすれば金も使わないし、仕事もしなくていいし、一石二鳥じゃん。
そう思ったことでしょう。
でも残念。それでは酒が飲めない。
【不労所得者になりたい】
これは全てを解決できる夢のワードですよね。
働くことなく金銭を得ることができる。
働いていないけど金銭は得ているから誰にはばかることなく酒を飲み続けられる。
こういうことですよ。
ぼくこれになりたい。しょうらいはふろうしょとくしゃになりたい。
【かわいい彼女がほしい】
しかし人間とは欲深いもの。
働かずして金銭を得て、次に考えるのは伴侶のことです。
【かわいい彼女と酒が飲みたい】
まあそうなりますよね。
そりゃそうですよ。可愛い彼女がいたらそりゃあ一緒に酒が飲みたくなりますよね。
でも酒を飲んでるとやっぱりお腹が空いてくる。
【かわいい彼女の手料理で酒を飲みたい】
こうなりますよね。
いいですよね。かわいい彼女の手料理で酒。最高のやつ。
ヨシエ「今日は私がおつまみ作るから、たくろうは座ってて!」
ぼく「えー、ヨシエ、料理できたっけ?」
ヨシエ(巨乳)「大丈夫だよ! 何でも作れるんだから! たくろう何が食べたい?」
ぼく「うーん、そうだな……。肉じゃががいいな!」
ヨシエ(巨乳ナース)「肉じゃがね! わかった! じゃあその前に簡単なものを作るから、たくろうは先にお酒飲み始めててね!」
ぼく「良いねえ、居酒屋みたい。じゃあ肉じゃがに合わせて日本酒でも飲んでようかな」
ヨシエ(巨乳ナースショートボブ)「あっ、いいなあ。八海山があったからこれ飲もうよ」
ぼく「おいおい、ヨシエも飲むのかよ(笑)。飲みながら料理できるの?」
ヨシエ(巨乳ナースショートボブネコ耳)「たくろういつも飲みながら料理してるじゃん(笑)。だぁいじょーぶ! ちゃんと作れるから安心しててよね。とか言ってる間にほら、一品完成!」
ぼく「なんだよ冷奴じゃん! でもこういうのでいいんだよなあ」
ヨシエ(巨乳ナースショートボブネコ耳エンジェル)「かつおぶしとスライスオニオンと刻みネギの豪華な冷奴なのだ! とりあえず乾杯しちゃお!」
ぼく「ふふっ、ありがと。乾杯!」
【満腹になると酒が飲めない】
【食後の憂鬱】
せっかくかわいい巨乳ナースショートボブネコ耳エンジェルの彼女が御飯作ってくれても、結局ここに還ってくることになるんですね。
ていうかむしろかわいい巨乳ナースショートボブネコ耳エンジェルの彼女がご飯作ってくれたらいつも以上に食べちゃうじゃん。
そしたらいつも以上に酒が飲めないじゃん。
どうしたらいいんだ!
【女の子ってなんか満腹だとセックスしたくなるらしいじゃん】
そうそう、全然関係ないけど、女の子って満腹だとセックスしたくなるらしいじゃん。
しっかり食料を獲ってくるオスに魅力を感じる的なやつなんですかね。
僕は満腹だと酒が飲めなくなってテンション下がるのに、女の子は逆にテンションが上がるんですね。
「よっしゃ、一発やったるか!」ってなるんですね。
【高層ホテルの最上階のラウンジで飯食って「下に部屋、取ってあるから」っていうとイチコロらしいじゃん】
これも聴いた話なんですけど、上記のフレーズでキュンキュンするらしいですよ。子宮下がってくるらしいですよ。
よし、これ使おう。
すぐ使おう。
高層ホテルのスイートルーム押さえよう。ディナーの予約も入れよう。
【僕金ないじゃん】
【でも酒を飲んで飯が食えるだけの稼ぎはあるじゃん】
そう、色々考えてもね、結局はここなんですよ。
ホテルのスイートルーム借りる金も、ディナーの金もないけれど、毎日酒を飲んでご飯が食べれるだけのお金はある。
一時は多摩川沿いにブルーシートで僕だけのスイートルーム建設するかってくらい困窮したこともあったけど、今は屋根付きの部屋で、好きなだけ酒を飲んで、満腹になるまでご飯が食べられる。
それだけの稼ぎはある。
それでいいじゃん。
あれ、これって……。
【幸せ】
そう、きっとこれが幸せなんだと思うんです。
ご飯を食べる前に酒を飲んで、作りたてのご飯を食べて、「満腹でもう酒飲めなぁい」つって寝る。
「足るを知る」という言葉がありますけど、きっとこれくらいの幸せが僕の身の丈にあってるんだと思うんです。
これでいいんだ。
これが僕の幸せなんだ。
ということで、【満腹になると酒が飲めなくなる現象】の名前は【幸せ】ということになりました。
今日もハイボールを飲みながらアニメを眺めて料理をしようと思います。
そして出来上がったご飯を食べながら酒を飲んで【幸せ】になろうと思います。